中古食洗機の売却・処分をお考えでしょうか？
中古の食洗機は売れないと思われがちですが、近年は家電の性能向上により、中古食洗機の需要も高まっており、買取の見込みは十分にあります。

そこで本記事では、食洗機を高く売る方法、買取可能な条件、中古市場で人気のモデル、高額買取のポイントなどを解説します。

買取できる食洗機の条件

大容量の食洗機ほど売れやすい

一般的に、容量の大きい食洗機ほど買取価格が高くなる傾向にあります。

6人用モデルなどは高価買取も見込めます（もちろん、5人用以下のモデルでもメーカーや状態によっては高価買取の可能性があります。）

また、食洗機は主に卓上に設置する「据え置きタイプ」と、キッチンに組み込む「ビルトインタイプ」の2種類に分けられますが、ビルトインタイプのほうが高価買取につながりやすいです。

※2025年5月時点での、一般的な使用感のある中古品の買取価格目安です。実際の買取価格は型番、年式、時期、状態などによって異なります。

据え置きタイプの買取価格は安め

据え置きタイプの食洗機には、分岐水栓の取り付けが必要な「水栓式」と、取り付け不要な「タンク式」があります。どちらも後述する「ビルトインタイプ」と比べると買取価格が安い傾向にあります。

ビルトインタイプの買取価格は高め

ビルトインタイプの食洗機の場合はもともとの新品価格が高く、性能や耐久性もあることから中古品でも一定の需要があります。

ただし、買取前にすでに自身で取り外してあることが前提となり、場合によっては工事の必要もあります。

ビルドインタイプの食洗機を取り外す場合、以下のような作業が必要となります（モデルによって異なる場合があります）。

メーカー

「メーカー」によっても売れる/売れないが左右されます。
以下の有名メーカーのモデルは売れる見込みが高いです。

• パナソニック
• 三菱
• 東芝
• リンナイ
• サンコー

一方、新品価格2万円以下で買えるような安価なメーカーのモデルは、中古になると売れないことがほとんどです。

年式

食洗機など家電の買取の可否は「モデルの年式」に左右されます。

リサイクルショップでは、食洗機などの小型家電・キッチン家電の買取目安を「5年以内」としていることがほとんどです。

基本的に、新しいモデルが発売されるたびに旧式の価値は下がってしまいます。使わないと感じたら早めに売る方がよいでしょう。

状態

中古の食洗機を買取してもらう際、リサイクルショップでは主に「動作」と「使用感」が査定のポイントとされています。

まず、電源が入らないなどの動作に致命的な問題がある場合、リサイクルショップではほぼ売れません。

また、著しい汚れがあると再利用が難しいため売れなくなります。買取依頼前に動作確認と清掃を行い、リサイクルショップに状況を伝えておきましょう。動作の様子を動画に撮るなどしておくと、より確実に査定ができます。

食洗機の買取価格相場

いくつかの人気モデルの食洗機について、買取価格相場をまとめました。買取価格は時期、状態、買取方法などによって変動しますので、あくまで参考値としてご覧ください。

さらに買取相場を見たい場合は、「食洗機買取」をご覧ください。

※2025年5月時点での買取相場です。実際の買取価格は時期、状態、買取方法などによって変動します。

お手元の食洗機はいくらで売れる？査定はこちら

食洗機を高く売るためのポイント

「食洗機は売れない」と耳にすることも多いですが、型番や年式、状態によっては十分「売れる」可能性があります。
少しでも買取の期待値をアップさせるためには、以下のポイントに注意しましょう。

メーカー、モデル、年式の確認をしよう

リサイクルショップに食洗機の買取を依頼する際は、たとえば「メーカー」「モデル（型番）」「購入された時期」などの食洗機自体に関する情報を事前に確認できるとベストです。

先述のように、比較的新しい人気メーカーや人気モデルの食洗機であれば買取の期待値がアップします。

動作に問題がない

買取の際は「食洗機の動作に問題がないか」をしっかりと確認することも大事です。

たとえば、コンセント部分に異常があったり、本体やリモコンについているボタンがしっかり押せない状態であったりすると買取の期待値が下がってしまいます。

食洗機を実際に使用していて問題がなかったかを、今一度確認してみることをおすすめします。

食洗機の庫内に溜まった水を抜いておく

食洗機の運搬をおこなう場合は、冷蔵庫や洗濯機と同様に事前の「水抜き」が必要です。

一般的には「乾燥のみ」の運転を数十分間おこなうことで水を抜くことができます。

一方で、特定のモデルでは水抜きをする方法や手順が異なる場合もあるため、取扱説明書を確認しながら作業をおこなうようにしましょう。

汚れ・キズ・割れなどの使用感について

買取を依頼したい食洗機に「汚れ」「キズ」「割れ」などが見られませんか？

とくにキズや割れなどが目立つ場合、大幅な減額となってしまうこともあるため注意が必要です。

一方で、もし自分で清掃できる汚れは、なるべくきれいにしてから買取依頼をしましょう。

付属品と一緒に買取依頼しよう

食洗機を購入したときに付属していた「説明書」や「排水ホース」は、買取に依頼する際になるべく揃えるようにすると買取の期待値もアップします。

一方で、稼働に必要なパーツが欠けている場合は減額につながってしまう可能性があります。あらかじめ確認をしておきましょう。

「捨てる」しか方法はない？食洗機の手放し方

「自分が持っている食洗機は、買取できる食洗機の条件に当てはまらないみたい。」
「まだ使えるけれども、買取できないなら捨てるしかないのかな？」

このような状況の方向けに、ここでは買取以外の食洗機の手放し方についてご紹介します。

リサイクルショップで食洗機を引取できるケース

食洗機の場合、リサイクルショップであれば捨てるのではなく「無料引取」をしてもらえるケースがあります。

無料引取を利用すると、買取では価格がつかなかったとしても粗大ごみの料金がかからずに処分できるというメリットがあります。

また、まだ使える食洗機をお持ちの場合にそのまま捨ててしまうのはもったいないです。そのため、次の方に使ってもらえるように他者へ行きわたる方法として無料引取を利用するのも一つの手です。

しかしながら、すべての食洗機について無料引取できるわけではありません。

国内外でリユースできるものであれば無料引取は可能ですが、多くの店舗では『5～10年以内の年式』『動作良好で破損のないもの』などの条件を設けており、これらを満たさない場合は引取不可となることがあります。

自分で判断がつかない場合は、近隣のリサイクルショップで一度確認してもらうことをおすすめします。

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「捨てる」方法

もし食洗機が買取も引取も不可となってしまった場合は「捨てる」選択をすることになります。

その具体的な方法として、お住まいの自治体のごみ回収に出すことが挙げられます。

一般的な大型の食洗機は「粗大ごみ」として扱われ、各自治体に依頼して有料で引き取ってもらうことになります。ただし、小型のモデルであって自治体が定める不燃ごみサイズ（例：最長辺30センチ以内の食洗機など）に収まれば、粗大ごみではなく「不燃ごみ」として無料で捨てられる場合もあります。

これらの処分ルールは各自治体によって異なるため、詳細はお住まいの自治体に直接確認することをおすすめします。

なお、捨てる場合は年式やメーカーなどを気にする必要がないというメリットがありますが、とくにビルトインタイプの食洗機は取り外し工事などの料金を含めて費用負担が大きくなります。そのため、使わなくなったら早めに買取の依頼をしたほうがお得です。

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