「引越で空気清浄機が不要になるんだけど、3年前の中古って売れるのかな?」
「大きいサイズに買い替えたけど、前のは古いし捨てるしかないのかな?」
今回はそんな、今まで使っていた空気清浄機が売れるか知りたい!という方に向けて記事を書いてみました。
こんにちは!リユース業界歴10年の買取ブロガー、アシスト駒田です。

駒田
中古の空気清浄機が売れるか知りたい人はチェック!
まず結論からお伝えすると、中古の空気清浄機でも条件しだいで買取してもらえます。
- おおむね新品から5年以内のモデル
- フィルターやセンサー機能が充実しているモデル
- 動作に不具合がない
- ダイキン、シャープ、パナソニックなど人気メーカーのもの
以上をクリアしていれば十分に買取対象となります。
一方で次のような場合、買取は難しくなっていきます。
- 新品から5年以上経過したモデル
- 強いニオイ残りやフィルターの汚れがある
- 動作不具合やエラーが出てしまい正常に機能しない
- 新品から安価に販売されているモデル
それでは順を追って具体的に見ていきましょう。
目次
買取してもらえる空気清浄機の条件とは
ここでは中古でもリサイクルショップで買取してもらえる空気清浄機の条件を、もう少し詳しく見ていきます。
製造年式
まずは家電製品の買取において基本となる製造年式です。
空気清浄機も例にもれず重要なポイントになります。
- 新品購入から5年以内が目安
毎年のように新作が発売される空気清浄機では、5年以上たつと買取が難しくなってきます。
特にお手頃なエントリーモデルでは5年以内というのがギリギリのラインでしょう。
メーカー
製造年式と合わせて重要になるのはメーカーです。
中古市場では人気も価格に反映しますので、マイナーメーカーの場合は5年以内であっても買取してもらえないことがあります。
詳しくは後述しますが、空気清浄機はダイキン・シャープ・パナソニックが圧倒的に人気です。
- 国内で人気の高いメーカー
-
- ダイキン
- シャープ
- パナソニック
サイズと機能
次にサイズと機能で査定価格や売れるかどうかが変わります。
- 人気が高いのは25畳以上に対応したモデル
- パワフルで清浄力が高いフィルターを搭載したモデルも人気
- 除湿や加湿、脱臭機能がついているタイプは高価買取の可能性あり
空気清浄機の性能は、主に対応畳数と部屋を清浄するスピードを表す風量がポイントになります。
また脱臭や加湿・除湿など多機能なモデルは人気があるので買取では有利。
サイズが極端に小さいタイプや簡易的な空気清浄機は、やや買取が難しい傾向にあります。
動作
これは当たり前のことですが、壊れていると空気清浄機の買取は難しくなります。
- 正常に機能しているか?
- エラー表示などが出ていないか?
- ボタン操作は問題なくできるか?
どんなに性能の良い製品でも、正常に使えないのであれば価値は下がってしまいます。
日頃から丁寧にあつかい、小まめにメンテナンスしておく事である程度防止できます。
状態
最後は空気清浄機の査定をする際、リサイクルショップが重点的にチェックするポイントになります。
- 外観に大きな傷はないか?
- フィルターの汚れ具合はどうか?
- 動作時に嫌なニオイがしないか?
再販するにあたって見た目も大切ですので、外観のキズは査定に響きます。
またフィルターの汚れがあまりにもひどかったり、作動時に中から嫌なニオイがするようだと買取を断られる可能性があります。
特にタバコのニオイがするものは買取が難しい場合が多いので注意しましょう。
中古でも特に人気が高いモデルは?
ここでは中古市場で特に人気の高いモデルをいくつかご紹介します。
ダイキン ストリーマ空気清浄機 クリアフォースZ

モデル:MCZ70U 2017年製
除湿と加湿ができる一台三役の空気清浄機
参考買取価格 8,000円-15,000円
パナソニック ナノイーX 加湿空気清浄機

モデル名:F-VC70XP 2017年製
花粉やウィルスに強いナノイーX搭載の加湿空気清浄機
参考買取価格 3,500円-10,000円
シャープ プラズマクラスター 加湿空気清浄機

モデル名:KI-GX75-W 2017年製
微細な粒子やニオイまで除去する加湿空気清浄機。
参考買取価格 6,000円-12,000円
バルミューダ 空気清浄機 AirEngine

モデル名:EJT-1100SD-WG 2017年製
強力に部屋中を清浄するオシャレな空気清浄機。
参考買取価格 6,000円-12,000円
空気清浄機を高く買取してもらうためのポイント
一番高く売れる時期は?
家電の需要が高まるのは新生活の始まる春。
特に空気清浄機は花粉対策で購入される人もいるので、もっとも高く売れる時期は冬~春にかけてになります。
買い替えをお考えの方は冬の終わり頃がおすすめです。
フィルターをチェックしよう
空気清浄機の査定で最も重要視されるのがフィルターです。
汚れたままだと生活臭も残りやすく査定時に減額されてしまいます。
取り外しできるフィルターは水洗いできたり、掃除機で吸うなどすれば簡単にきれいにできます。
これだけでも査定額は高くなるので、自分で清掃できるところはきれいにしてから買取依頼するようにしましょう。
付属品や交換パーツの確認
リサイクルショップの査定では付属品も一つのポイントです。
もし使っていない交換用フィルターがあれば査定額アップが見込めます。
そのほか取扱説明書や転がして移動できるようにするキャスターなどがあれば用意しておきましょう。
買取してもらえなかった空気清浄を手放す方法
「買取できる空気清浄機の条件に、自分が持っている空気清浄機はどうやら当てはまらない。」
「まだ使えるし捨てるのは何だかもったいないけど捨てるしかないのかな?」
ここでは買取以外の空気清浄機の手放し方についてご紹介していきます。
「買取してもらおうと思ってた空気清浄機、条件にいくつか当てはまっている気がするけどよくわからない。」
国内に販売されている空気清浄機というのは種類が豊富です。
ここでご紹介したのは一例で、モデルによっては5年以上たっていても買取できるケースもあります。
不安な場合は、リサイクルショップで一度査定してもらうのがおすすめです。
ではそれでも買取できないと査定された場合、その空気清浄機は「捨てる」選択しかないのでしょうか。
リサイクルショップで空気清浄機を引取できるケース
実は捨てる前にリサイクルショップだと無料引取ができるケースがあります。
空気清浄機を引取ってもらうと次のようなメリットがあります。
引取のメリット
- 手放すのに費用がかからなくて済む
- まだ使えるものを必要としている人に使ってもらえる
まだ使えるのに捨てるのは勿体ないと感じる空気清浄機。
捨てる前に一度立ち止まって、次に使ってくれる人に行きわたる無料引取の手段を考えてみるのもおすすめです。
しかし全部の空気清浄機について引取できるのかといえばそうではありません。
リサイクルショップで引取ができる空気清浄機は一般的に次のような条件になります。
リサイクルショップで無料引取できる条件
- 壊れていない、動作に問題がない
- 製造から5年〜10年以内なら無料で引取してもらえる場合がある
注意したいのはお店によって取り扱う年式に制限があったり
品物が壊れていると”引取不可”になる場合もあるので気をつけたいところです。
自分では判断がつかない場合、リサイクルショップで一度確認してもらうことをおすすめします。
「捨てる」方法
ここまで買取も不可、引取も不可だった空気清浄機については、「捨てる」選択をすることになります。
捨て方としてはお住まいの自治体のごみ回収に出す方法となります。
捨てるときの条件
- 空気清浄機は不燃ごみ(無料)または粗大ごみ(有料)
- モデル、古さ、使用状態関係なく捨てられる
- 料金について詳しくは各自治体のルールをチェックする必要がある
空気清浄機は自治体が定める不燃ごみのサイズ(大体直径30センチ以内など制限があります)に収まれば不燃ごみとして無料で捨てられます。
しかし規定のサイズに収まっていない空気清浄機ですと「粗大ごみ」として有料で捨てることになります。
※処分方法は各自治体によって異なります。詳しくはお住まいの自治体のルールをご確認ください。
まとめ
中古の空気清浄機を買取依頼に出すには
5年以内・機能やサイズによる・国内主要メーカーであること・動作に問題がないこと
などいくつか条件があることが分かりました。
また捨てようとする前に無料で引取してもらう方法と条件があること、
そして引取も難しい場合に「捨てる」手段を選ぶべきだと分かりました。
いずれの方法を選ぶにしても自分で判断が難しい場合は、
一度最寄りのリサイクルショップに査定依頼してみると、そのヒントがもらえると思います。
ぜひ自分の納得できる手放し方を選びましょう。