「引っ越しのついでに冷蔵庫を買取に出そうと思ったけど、これって売れるのかな?」
このように、不要になった冷蔵庫の売却でお悩みの方はいませんか?中古市場において、冷蔵庫は単身赴任や学生の一人暮らしなどのとくに数年で引っ越すことが決まっている人に人気の家電です。
その一方で、冷蔵庫は買取時にユーザーの持ち込みが難しいため、出張で買取に行くリサイクルショップも多くなっています。
そこで本記事では、たとえば「5年落ちの170Lモデル」といった年式やサイズなどに言及しながら冷蔵庫の買取におけるポイントなどを解説します。5年以上経過した冷蔵庫は買取が難しい一方で、6ドアのガラストップ冷蔵庫など容量の多いものは買取の可能性が高いです。
冷蔵庫を手放す際の有益な情報ばかりなので、ぜひとも最後まで読んで参考にしてください。
【冷蔵庫】買取が期待できる条件をチェック
まず買取査定で最初のポイントとなるのが「メーカー」と「モデル」です。
ここでは、容量サイズ別に買取となる条件や目安となる買取相場をご紹介していきます。(2025年4月時点)
【単身向け】1ドア冷蔵庫
一般的には内容量が45Lである1ドア冷蔵庫は、主に1人で使用するのに適したモデルです。
2025年4月時点における国内メーカー産の1ドア冷蔵庫の買取相場(目安)は100~1,000円となっています。
単品での出張買取の場合、上記のように買取相場が安い一方で経費が高くついてしまうことから不可となるケースがほとんどです。ただし、店舗のお近くにお住まいの方であれば「4年以内のモデル」に限って無料で引取してもらえる可能性もあります。
なお、1ドア冷蔵庫は他のサイズと比べて用途が特殊であり、デザイン性の高い海外メーカー製の人気モデルであれば1万円以上の高額買取となる傾向にあります。
- 買取のポイント
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- 国内における人気メーカーは「パナソニック・日立・ハイアール」
- 製造からおおむね4年以内のものは無料引取となる可能性あり
- デザイン性の高い海外の人気メーカーのモデルであれば1万円以上となる可能性あり
【単身向け】2ドア冷蔵庫
内容量が90~170Lの2ドア冷蔵庫は、主に1~2人で使用するのに適したモデルです。
2025年4月時点における2ドア冷蔵庫の買取相場(目安)は5,000~8,000円となっています。
国内外を問わず多くのメーカーから発売されており、最近では家電量販店オリジナルのモデルもあります。中古市場では国内の大手メーカーが人気となっている一方で、たとえば「ハイアール」や「アイリスオーヤマ」などの新品が比較的安価なメーカーの場合は買取に至らない場合があります。
また、100L前後の小型タイプの冷蔵庫も買取対象外となることが多いので注意が必要です。
- 買取のポイント
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- 人気メーカーは「シャープ・パナソニック・三菱・無印」
- 製造からおおむね3年以内のもの
- サイズは110L以上
【ファミリー向け】3~4ドア冷蔵庫
容量が大きい3~4ドアの冷蔵庫は、主に2~4人といったファミリーで使用するのに適したモデルです。
2025年4月時点における3~4ドア冷蔵庫の買取相場(目安)は5,000~11,000円となっています。
ちょうどよいサイズで設置場所にも融通がきくことから中古市場でも人気となっており、メーカーを問わず買取が期待できます。このサイズになると人気メーカーが強いものの、たとえば「アクア」や「ハイセンス」などの格安メーカーでも買取が期待できます。
ただし、庫内に落ちない汚れや強いにおいが残っていたり、パーツが欠品していたりする場合は査定で大きな減額ポイントとなるので注意しましょう。
- 買取のポイント
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- 人気メーカーは「東芝・シャープ・パナソニック・日立・三菱」
- 製造からおおむね5年以内のもの
【大容量】5~6ドア冷蔵庫
最も大きいサイズとなる5~6ドアの冷蔵庫は、主に3~6人で使用するのに適したモデルです。
2025年4月時点における5~6ドア冷蔵庫の買取相場(目安)は9,000~40,000円となっています。
もともと新品の価格が非常に高価であるため、このサイズは中古市場でも一番人気です。各メーカーが競うように新機能を搭載するためのいわば「冷蔵庫の花形サイズ」であるため、メーカーやモデルの人気度、グレードの高さによって相場も大きく変動します。
5~6ドアの冷蔵庫はもっとも買取になりやすいサイズなので、正常に使用していたものであれば一度査定に出すことをおすすめします。
- 買取のポイント
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- 人気メーカーは「東芝・シャープ・パナソニック・日立・三菱」
- 製造からおおむね8年以内のもの
処分?買取?リサイクルショップに聞いてみよう
「今持っている冷蔵庫は処分になるの?それとも買取になる?」
このような判断や正確な金額の算出については現物の確認が必要ですが、概算の金額は電話での問い合わせでも可能です。
ここでは、何を伝えれば教えてもらえるのかを見ていきましょう。
メーカー・モデル・製造年を調べる
まず、どんな家電製品の査定でも「メーカー」「モデル」「製造年」は絶対に聞かれる必須項目となっています。
冷蔵庫の場合はたとえば庫内のドリンクホルダー付近などに上記画像のようなステッカーが貼付されており、詳細が記載されています。
ステッカーの記載内容から、各項目をチェックしてみましょう。
状態をチェック
次に、冷蔵庫の外観や動作状況の確認をしましょう。
外観については、とくに「内部・外部の傷や汚れがないか」「パーツの欠品や欠損がないか」をチェックします。また、冷蔵庫自体が問題なく正常に稼働しているかも買取において非常に重要です。
もし冷蔵庫に不具合があった場合は、買取ではなくリサイクル処分(有料)になってしまうことがあります。事前にしっかりとチェックするようにしましょう。
依頼するショップの出張エリアを確認
リサイクルショップに出張買取を依頼する際は、出張先のエリアによっても査定額は変わってきます。
もし店舗が対応していないエリアへ出張を依頼した場合、通常より査定額が下がってしまう可能性があります。
一方で、基本的に出張距離が近いほど買取査定は有利になります。そのため、できるだけお住まいの近辺にあるリサイクルショップを頼ったほうがよいでしょう。
冷蔵庫を高く買取してもらうためのポイント
冷蔵庫を出張買取に依頼するときは、やはり少しでも高く買取をしてもらえたら嬉しいですよね。
実をいうと、ちょっとした手間をかけるだけで買取額が変わる可能性があります。
外観の状態にも気をつかおう!
リサイクルショップの査定では「見た目」も1つのポイントです。
とくに庫内の著しい汚れや強いにおい残りは査定に大きく影響します。そのため、日ごろのお手入れと査定前の簡単な清掃を心がけておきましょう。
自分で落とせる汚れは落として日ごろからこまめにメンテナンスをしながら、少しでも状態がよく見えるように整えておくと査定で非常に好印象となります。
作業スペースや搬出経路を確保しよう!
出張買取を依頼した場合、意外と査定に大きく影響するのが「作業環境」と「搬出経路」です。
わかりやすくいえば「買取時の作業にどれくらい手間がかかるか?」ということが判断されます。
たとえば、物が散乱していて運び出しの経路が極端に狭くなってたりすると査定額が下がる可能性もあります。障害物などがあればあらかじめ避けておき、買取の際はスムーズに作業が進むよう環境を整えておきましょう。
不要になったら早めに売却しよう!
品物を早めに売却することも、高く売るための一つのポイントです。
なぜなら品物を放っておくとモデルが古くなるだけでなく、年月が経つほど劣化して価値が下がっていくためです。
型落ちしたものや経年劣化したものは当然ながら査定額も下がってしまうため、価値が下がる前に手放すのがおすすめです。
また、使っていないものに居住スペースを取られていることを考慮しても、早めに手放すほうが賢い選択といえるでしょう。
買取してもらえなかったときは?
「残念だけど買取にならなかった。」「買取してもらえなかったら捨てるしかないのかな?」
このような状況になってしまった場合を想定し、ここでは買取以外の冷蔵庫の手放し方についてご紹介していきます。
リサイクルショップで引取してもらえるケース
リサイクルショップでは、冷蔵庫を引取してもらえるケースがあります。
再販価格の兼ね合いで買取は難しくても、無料であれば引取することができるモデルもあるためです。
ただし、モデルの年式や経年の度合いによって作業費用の負担になることもあります。処分費用などと比較するためにも、最寄りのリサイクルショップに相談してみましょう。
フリマアプリなどを活用する
他の方法として、メルカリやYahoo!オークション、ジモティーなどの個人間取引サイトを利用して次の方に譲る方法もあります。
買取店で取り扱えなくても個人売買であれば欲しいという方が見つかるかもしれません。
ただし、以下の点には注意が必要です。
個人売買を利用するときの注意事項
- 出品や商品引き渡しなどの手間がかかる
- モデルによっては売れない可能性もある
- トラブルは基本的に自己責任
ある程度の責任をともなう一方でその分だけ高く売れることもあるため、時間や手間を惜しまない場合は自分で売ってみるのも一つの手です。
まとめ
本記事では冷蔵庫の買取について解説してきましたが、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
- 1ドア冷蔵庫は、買取不可となる可能性が高い(デザイン性の高い海外人気メーカーのものは高額買取の可能性あり)
- 2ドア冷蔵庫は、製造から3年以内のモデルであれば買取の可能性が高い
- 3~4ドア冷蔵庫は、製造から5年以内のモデルであれば買取の可能性が高い
- 5~6ドア冷蔵庫は、製造から8年以内のモデルであれば買取の可能性が高い
- 総合的には「5年落ちの冷蔵庫は買取が難しい一方で、容量の多いものは買取の可能性が高い」
- 買取の際は「メーカー、モデル、製造年、外観、動作状況、出張先のエリア」を事前に確認すること
- 高額買取のポイントは「見た目をきれいにする」「作業環境や搬出経路を整える」「早めに売る」の3つ
冷蔵庫は大きく重量のある家電であり、処分をするにも一苦労です。そのため、捨てるかどうか悩んでいる方は、一度最寄りの買取専門店やリサイクルショップに問い合わせてみましょう。
出張買取のアシストでは、2ドア以上の冷蔵庫の買取をおこなっております。買取をご希望の方は、ぜひともアシストにご相談ください。