使わなくなった物置の放置は様々な問題の原因となるため、早めの処分をおすすめします。

処分の方法次第では、場合によっては費用や手間を抑えることも可能です。

本記事では、物置を早く撤去するべき理由をはじめ、費用や手間が少ない3つの処分方法、自力で解体する際の基準や方法についてご紹介します。

 
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使わない物置を早く撤去するべき2つの理由

物置の処分で悩みつつも、考えがまとまらず撤去を先送りにしてしまう方もいるかもしれません。

ただ、使わなくなった物置を放置し続けることにはいくつかの弊害があります。

その弊害には、例えば次のようなことが挙げられます。

物置が邪魔で土地を有効活用できない

物置には様々なサイズがありますが、どれも意外に多くのスペースを占めるものです。

それによって、土地を有効活用できないといった弊害が生まれます。

例えば、小型の物置でもその分のスペースが埋まることで、本来置けるはずの自転車やバイクを置けなくなります。

大型の物置であれば、自動車を駐車するスペースや子どもの遊び場などとしても土地を有効活用できますが、そうではなくなくなってしまうのです。

ほかの用途で土地を活用する目的があるならば、物置は早めに撤去するようにしましょう。

自然災害による転倒被害が発生しうる

自然災害によって、物置の転倒被害が発生する可能性も考えられます。

物置の耐用年数は金属製のもので15年、金属製以外のもので8年となっており、使わなくなった物置をそれ以上の期間で放置していれば、劣化により予期しない事態を招く場合もあるのです。

劣化が進んでいれば、転倒に限らず物置の一部が破損する場合もあります。

仮に、その一部が突風に飛ばされ、近隣などに被害を及ぼせば自身だけの問題ではなくなってしまいます。

こうした事態を避けるためにも、不用な物置は早めの撤去を心がけるべきでしょう。

費用と手間が少ない物置のおすすめ処分方法3選

物置の処分にあたっては、そのままではサイズが大きく運搬が難しいため、基本的にはまず解体をおこなう必要があります。

その点で、処分を依頼する際には、解体を含めて丁寧に担ってくれる専門性の有無も重要なポイントです

また、物置ごとに解体の方法や手順が異なるため、専門性がなければスピーディに解体できなかったり、対応してもらえなかったりする場合もあります。

それを踏まえた物置の主な処分方法と、それぞれにかかる大まかな費用・手間・専門性は下記のとおりです。

処分方法 費用 手間 解体の専門性
リサイクルショップで買取を行ってもらう
不用品回収業者を利用する ×
オークションやフリマに出す × ×

以下では、それぞれの処分方法の特徴や長所・短所について詳しくみていきましょう。

リサイクルショップで買取を行ってもらう

リサイクルショップの中には、物置の買取に対応しているところもあります。

多くの場合、訪問で買取をおこなってくれて、物置の解体や運搬も任せることが可能です。

ただ、本来はリサイクルショップは様々な中古品を買取って販売する業者であるため、物置の解体の専門性についてはやや劣ります。

この処分方法における主な長所・短所は下記のとおりです。

長所
  • 買取で換金できる可能性がある
  • 自宅で買取や解体をおこなってくれるため手間が少ない
  • 物置と一緒にほかの不用品もまとめて買取してもらえる
短所
  • 人気の製品でないと買取してもらえず、処分には通常の費用がかかる場合がある
  • 解体の専門性の見極めが必要

買取してもらえれば諸々の費用を賄える可能性もありますが、そうでない場合には通常の処分費用がかかる点に注意が必要です。

なお、買取の基準は厳しく、買取が可能なものでもその金額はメーカーや製品によって異なるため、予め製品の状態と買取相場を把握しておくと良いでしょう。

不用品回収業者を利用する

不用品回収業者は、その名のとおり様々な不用品の回収や買取を専門とする業者になります。

そのため、物置の回収・買取だけでなく、解体の専門性もある業者が多いのが特徴です。

リサイクルショップと同様に、訪問での回収に対応しており、ほかの不用品の処分もまとめて依頼することもできます。

この処分方法の長所・短所をまとめると以下のとおりです。

長所
  • 自宅まで回収・買取に来てくれるため手間が少ない
  • ほかの不用品の回収・買取もおこなってくれる
  • 物置の解体の専門性がある業者が多い
短所
  • 回収・解体の費用が高い
  • 予期しないトラブルの可能性がある

不用品回収業者では訪問での回収・買取に対応しているほか、物置の解体まで安心して任せられます。

ただ、その一方で、人件費や運搬車両の出張費などの費用が高く設定される大きなデメリットがある点には留意が必要です。

また、中には悪徳業者が存在し、回収時に不当な高額費用を請求したり、一般廃棄物処理に関わる許可を得ておらず不法投棄をしたりするなど、予期しないトラブルが発生する可能性もあります。

トラブルを未然に防ぐためには、依頼する業者をしっかり選定することが大切です。

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オークションやフリマに出す

物置の処分方法として、オークションやフリマに出して欲しい人に買取ってもらう方法もあります。

人気のある物置ならば高く売れる可能性があり、ほかの方法よりも処分費用を安く抑えられる場合があります。

ただ、出品するまでに手間が生じるほか、高い配送料の負担も必要です。

解体が必要な物置ならば、費用はより高くついてしまいます。

この処分方法の主な長所・短所は下記のとおりです。

長所
  • 人気の製品であれば高く売れる可能性がある
  • 高く売れれば処分費用を安く抑えられる
短所
  • 一向に売れない場合がある
  • 配送をおこなう場合は高い配送料が必要
  • 相手とトラブルになる可能性がある

高く売れる可能性はあるものの、一向に売れずいつまでも処分できなかったり、売れても配送料が上回り結局費用がかかったりするなどのデメリットがあります。

また、買い手とのトラブルにも注意が必要です。

例えば、相手がイメージしていたものと実物がかけ離れていれば、様々なトラブルの原因になります。

オークションやフリマでのトラブルを防ぐためには、出品する商品の状態を表す写真と情報を詳細に公開しておくことが重要です。

物置の自力での解体は避けるべき

タクボ物置

物置の自力での解体は危険が伴うほか、非常に手間がかかるためおすすめしません。

ただ、物置のタイプによっては、方法さえしっかり押さえていれば可能な場合もあります。

以下では、自力で解体したいという方向けに、解体可能なタイプと具体的な方法についてご紹介します。

自力での解体が可能な物置

物置の解体の難しさは、製品のタイプや状態によって大きく変わります。

自力で解体できるかどうかを判断するためには、具体的に以下の点を基準に考える必要があります。

大きさ・材質

自力で解体できる物置は、基本的にサイズが小さくスチール製のものに限られます。

サイズの大きいものは各部品に重量があり、一人での解体が難しく怪我に繋がる恐れもあります。

そして、材質がスチール製に限られるのは、スチール製の場合はボルトとナットを使用しているものが多く、工具さえあれば自力でも解体がおこなえるためです。

物置の素材には主に木・プラスチック・金属がありますが、スチール製以外のものは構造が分かりづらかったり溶接されたりしており、自力での解体は非常に難しくなります。

物置のサイズが大きく適さない材質の物置の場合は、専門の業者に任せましょう。

経年劣化

自力での解体に適したものでも、経年劣化が進んでいる場合は無理せず業者に依頼するのが無難です。

例えば、劣化によってボルトやナットが錆びついた状態ならば、手慣れていない人では上手く取り外すことができない可能性があります。

その結果、中途半端な解体になったり、強引な取り外しで大きく破損したりしてしまうかもしれません。

また、ボルトやナットに限らず、物置の一部が錆びに侵食されていれば同様の危険から素人による解体は難しくなります。

様々な危険が伴うことから、経年劣化が進んだ物置の自力の解体は避けましょう。

アスベスト

アスベストは「せきめん」「いしわた」とも呼ばれる繊維状の鉱石で、有害物質に指定されるものです。

現在は使用されることはありませんが、古い物置であれば耐火・断熱などの目的で至る箇所に使用されている場合があります。

アスベストが使用されている疑いがある場合には、必ず専門の業者に依頼しましょう。

アスベストは飛散しやすいため、無理に自力で解体をおこなえば自身だけでなく近隣にも被害を及ぼす可能性があります。

自力での解体方法

自力で解体できる物置であることを確認したら、まずは下記の解体に必要な工具を揃えます。

必ず用意するもの
  • 軍手
  • スパナまたはレンチ
  • ドライバーまたは電動ドライバー
必要に応じて用意するもの
  • 電動グラインダー
  • バール
  • ハンマー
  • 脚立
  • 潤滑剤

小さい物置で目立った異常がない場合には、必ず用意するもののみで解体は可能です。

一方で、高さがあったり錆などの異常が見られたりする場合は、必要に応じて脚立や潤滑剤などを準備しましょう。

また、コンクリートで基礎がしっかり作られているケースでは、解体にハンマーが必要になることもあります。

そして、準備が整ったら、以下の手順で物置の解体をおこないます。

  • 内部の棚などを取り外し、作業スペースを確保する
  • 屋根部分のボルトとナットを外し、屋根を解体する
  • 同様に壁を一枚ずつ外し解体する
  • 最後に床を解体し、コンクリートブロックなどを撤去する

上記のとおり、物置は上から順に解体していくのが基本です。

この手順を守らなければ、作業の中で倒壊や転倒が発生する危険があるため、最低限押さえておきましょう。

そのほか、安全に解体するためには、一つひとつの作業を無理せず丁寧に進めることが大切です。

廃材の処分方法

物置の廃材の処分方法には、自治体での処分や金属スクラップの買取をおこなっているリサイクルショップなどの利用が挙げられます。

自治体では大きさと材質に応じて、可燃ごみ・不燃ごみ・粗大ごみとして出すことが可能です。

ただし、それぞれの自治体で異なる方法が指定されていることもあり、場合によっては施設への持ち込みが必要になります。

また、コンクリートブロックは建築廃材に該当するため、自治体では回収できない場合がほとんどです。

一方で、物置の廃材の回収・買取に対応しているリサイクルショップなどであれば、まとめて廃材の処分を依頼でき手間がかかりません。

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最も費用と手間がかからない物置の処分方法は、リサイクルショップでの買取

本記事では、費用や手間が少ない物置の3つの処分方法を中心に、以下のことをご紹介しました。

  • 土地の有効活用ができなかたったり、自然災害による転倒被害などが発生したりするするため、使用しない物置は早く処分するべき
  • 費用や手間が少ない物置の処分方法には、リサイクルショップでの買取、不用品回収業者の利用、オークションやフリマへの出品が挙げられる
  • 物置の自力での解体は基本的に避けるべきだが、どうしても自力で解体したい場合は物置の大きさや材質などの条件で判断し、必要な道具と手順を把握したうえで作業をおこなう

物置をオークションやフリマに出品する方法は、手間がかかるほか売れない可能性があります。

また、自力での解体も様々なリスクが伴うためおすすめしません。

それらの点で物置の処分は、解体が必要な場合には専門性があり手間がかからない不用品回収業者、そうでない場合には手間がかからず費用も抑えられる可能性があるリサイクルショップでの買取がおすすめです。

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物置を含め家の中の不用品もまとめて処分したい場合には、まずは出張買取のアシストにご相談ください。

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