「車内を清掃する時にはどんな掃除機を使えばいいの?」
「車内清掃で砂利や小さい石を吸っても大丈夫なの?」
愛車の掃除で掃除機を使うとき、このような疑問を感じた方も多いのではないでしょうか?
とくに砂利や石を吸い込んでしまったときは、掃除機が壊れてしまうのではないかと気になっている方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、車内の清掃に向いている掃除機の選び方や、車内の清掃で掃除機を使うときの注意点などについて解説します。
あわせて車内清掃におすすめの掃除機も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
掃除機で砂利を吸っても大丈夫?
車内が砂利で汚れてしまったとき、掃除機で砂利を吸えると掃除がしやすいですよね。
「掃除機で砂利を吸っても大丈夫なの?」と悩んでしまうかもしれませんが、掃除機で砂利を吸っても問題はありません。
ただ、サイクロン式の掃除機については吸い込んだ砂利が直接ダストカップに入ることになるため、内部に傷がつきやすくなり故障の原因となることもあります。
一方で、紙パック式の掃除機の場合は吸い込んだ砂利はすべて紙パックに収納されるので、掃除機内部を傷つけることなくそのまま捨てることができます。
掃除機を長く使うことを考えると、砂利を吸っても内部に傷がつきにくい紙パック式の掃除機がおすすめです。
掃除機を使って車内を効率的に清掃する
掃除機を使う際は、効率よく車内の清掃ができるように前もって準備するとよいことがあります。
汚れを残すことなく、きれいに車内の清掃をするための手順を説明します。
車内にあるものをすべて下ろす
まずは掃除機を使いやすいように、車内にある荷物をすべて下ろしましょう。
晴れていて車の周りにスペースがあるのであれば、車の近くにビニールシートなどを敷いて荷物を置けば後から戻しやすくなります。
ハンドルやダッシュボードなどの拭き掃除
ハンドルやダッシュボードのホコリは掃除機では吸い取りにくいことがあるので、雑巾などで拭き掃除をしておきましょう。
このとき大きなホコリは床に落としておいて、拭き掃除後に掃除機で吸い込むときれいになります。
掃除機でほこりやごみを取り除く
車内のものを外に出してハンドルやダッシュボードの拭き掃除をしたら、掃除機でほこりやごみを吸い込んでいきましょう。
掃除機に傷ができたり故障したりすることが心配な場合は、 粘着シートがついたコロコロを使って砂利を取ることをおすすめします。
車用掃除機の選び方
車用掃除機を選ぶときは吸引力や重量、集じん方法などを確認し、自分にとって使いやすいものを選ぶようにしましょう。
こちらでは、車用掃除機の選び方について説明します。
砂利を吸引できるパワー
車内の掃除をするためには、いつのまにか入り込んでしまう砂利を吸引できるパワーが必要です。
また、車内にカーペットやシートを敷いている場合は隙間にたまるごみやホコリを取り除く吸引力も大事です。
吸引力が低い掃除機を選ぶとしっかりごみを取り除けずにストレスが溜まってしまい、せっかく購入した掃除機も無駄となってしまいます。
パワーが強いものを選んでおけば車以外でも使用できるため、パワーは強めの掃除機を選びましょう。
小回りが利くのはコードレスタイプ
掃除機には「コード式」と「コードレス式」があり、車内で利用するのであれば充電するだけで使用できるコードレス式をおすすめします。
コードがない分使い勝手がよく、車内で小回りが利くために電源の確保も気にする必要がありません。
長時間使いたい場合はコード式がおすすめですが、車内清掃に関してはそれほど広範囲ではないのでコードレス式でも十分でしょう。
隙間掃除もできるノズルの細さ
掃除機にはさまざまなアタッチメントが付いており、狭い場所もきれいに掃除できるノズルが付属されていることもあります。
車内清掃をおこなう場合は、細かい部分も掃除しやすいアタッチメントが付いている掃除機を選びましょう。
できるだけ細いノズルを使用することで、カーペットなどの隙間も掃除しやすくなります。
本体の重量
狭い車の中で掃除機を使うのであれば、掃除機本体の重さについても重要です。
とくに女性が車内で重い掃除機を使うのは大変なので、1kg程度の重さの掃除機を選ぶことをおすすめします。
近年の掃除機は軽量化が進んでいるので、持ち運ぶことが難しいほどの掃除機はありません。それでも掃除のしやすさを考慮すると、やはり少しでも軽い掃除機を選ぶ方がよいでしょう。
集じん方法は手入れのしやすさで選ぶ
掃除機の集じん方法には「サイクロン式」と「紙パック式」があります。
「サイクロン式」は吸い込んだごみを遠心力で分離するので、吸引力が強く排気がきれいであることが特徴です。ただし、ごみを捨てるときにほこりなどが舞いやすく、こまめにフィルターの手入れをおこなう必要があります。
対して「紙パック式」はパックに吸引したごみをためる仕組みなので、ごみに直接触れることなく捨てることができます。しかしながら、紙パック代がかかることや紙パック内にごみがたまると吸引力が落ちることなどのデメリットがあります。
ごみに触れずに捨てたい場合は紙パック式、コスパ重視の場合はサイクロン式がおすすめです。
車内の掃除に掃除機を使う注意点
ここからは、車内掃除において掃除機を使うときの注意点について説明します。
砂利の吸い込みは紙パック式がおすすめ
車内の砂利を掃除機で吸い込みたい場合は「紙パック式」の掃除機を使いましょう。
サイクロン式の掃除機では砂利が掃除機内部にそのまま入ってしまうので、内部に傷がついてしまう可能性があります。
砂利など硬いものを掃除機で吸い込みたい場合は、紙パック式の掃除機の利用がおすすめです。
8割集じんしたら内部のごみを捨てる
ごみやホコリが掃除機の内部に8割たまったら、内部のごみを捨てるようにしましょう。
たまったまま使い続けると吸引力が下がるだけでなく、故障の原因となります。
「サイクロン式」の掃除機の場合、使用後にごみを捨てる習慣をつけておくとごみがたまりすぎることを防止できます。
一方「紙パック式」の場合はどのくらいごみがたまっているかわかりにくいので、定期的に確認する必要があります。
カビが発生したらすぐに除去
掃除機内にカビが発生してしまったら、すぐに掃除をして除去しましょう。
カビが発生したまま使用すると、掃除をするときにカビ菌が飛び散って車内にもカビを発生させてしまう可能性があります。
掃除機の丸洗いできるパーツはカビ取りクリーナーなどを使用し、洗えない部分で掃除可能な場所はアルコールなどで掃除をしましょう。
使わなくなった古い掃除機は買取に出すのがおすすめ
これまでの記事を読んで、新しい掃除機に買い替えたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかしながら、買い替えの際に使わなくなった古い掃除機をどうするべきか迷われるかもしれません。
そこで、お得に買い替えをおこないたいのであれば古い掃除機の買取を依頼しましょう。
買取方法にもいくつかありますが、わざわざ店舗に行かなくても買取してもらえる「宅配買取」に依頼するのがおすすめです。
また、掃除機の他に売りたい大型家電や家具がある場合はまとめて買い取ってもらえる「出張買取」を利用しましょう。
車内掃除用の掃除機おすすめ5選!
続いて、車内掃除におすすめの掃除機を5つ紹介します。
重さやサイズ、付属品(アタッチメント)に違いがあるので、それぞれ比較しながら参考にしてください。
アイリスオーヤマ「HCD-22M-W」
出典:充電式ハンディクリーナー マルチツールセット HCD-22M-W│アイリスオーヤマ公式
発売年月 | 2023年9月 |
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集じん方式 | サイクロン式 |
電源方式 | バッテリー式 |
吸引力 | 14,000Pa |
本体重量 | 0.5kg |
本体サイズ | 幅60×奥行60×高さ415mm |
付属品 | 充電アダプター、充電スタンド、すき間ノズル、ブラシノズル、延長パイプ、フロアヘッド |
※2025年4月時点での情報です
アイリスオーヤマ「SBD-201P-HC」
出典:充電式紙パックスティッククリーナー SBD-201P-HC│アイリスオーヤマ公式
発売年月 | 2024年3月 |
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集じん方式 | 紙パック式 |
電源方式 | バッテリー式 |
吸引力 | 16,000Pa |
本体重量 | 0.67kg |
本体サイズ | 幅240×奥行175×高さ995mm |
付属品 | 充電アダプター、充電スタンド、静電モップ、モップ帯電ケース、すき間ノズル、使い捨てダストパック×50枚(1枚本体内にセット済み) |
※2025年4月時点での情報です
マキタ「CL181FDZ」
出典:コードレス掃除機 CL181 青 CL181FDZ(マキタ)│Amazon
発売年月 | 2017年2月 |
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集じん方式 | カプセル式 |
電源方式 | バッテリー式 |
吸引力 | (未記載) |
本体重量 | 1.4kg |
本体サイズ | 幅114×奥行152×高さ999mm |
付属品 | ノズル、サッシノズル、サッシノズルホルダ、ストレートパイプ |
※2025年4月時点での情報です
Mitea Lab「MyStick Neo」
出典:ハンディクリーナー 車用掃除機 MyStick Neo(Mitea Lab)│Amazon
発売年月 | 2023年1月 |
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集じん方式 | サイクロン式 |
電源方式 | バッテリー式 |
吸引力 | 6,000Pa |
本体重量 | 0.38kg |
本体サイズ | 幅67×奥行63×高さ320mm |
付属品 | ワイドノズル、すき間ノズル、先端ブラシ、USBケーブル(TypeC-TypeA) |
※2025年4月時点での情報です
Shark「EVOPOWER DX WV517J」
出典:EVOPOWER DX 充電式ハンディクリーナー WV517J│Shark公式
発売年月 | 2024年6月 |
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集じん方式 | サイクロン式 |
電源方式 | バッテリー式 |
吸引力 | (未記載) |
本体重量 | 0.68kg |
本体サイズ | 幅68×奥行90×高さ398mm |
付属品 | すき間ノズル、マルチノズル、ミニモーターヘッド、フロア用電動ノズル |
※2025年4月時点での情報です
まとめ
本記事では、車内の掃除をするときの掃除機の選び方や注意点などについて説明をしました。
最後に記事のおさらいしましょう。
【掃除機を使って車内を効率的に清掃する手順】
- 車内にあるものをすべて下ろす
- ハンドルやダッシュボードなどの拭き掃除をする
- 掃除機でホコリやごみを取り除く
【車用掃除機の選び方】
- 砂利を吸引できるパワーかどうかを確認する
- コードレスタイプは小回りが利きやすい
- 重量が軽いものが使いやすい
- 手入れがしやすい集じん方法の掃除機を選ぶ
【車内の掃除に掃除機を使う注意点】
- 砂利の吸い込みは紙パック式がおすすめ
- 8割集じんしたら内部のごみを捨てる
- カビが発生したらすぐに除去する
車内の掃除にぴったりなのは「重量が軽く取り扱いやすい掃除機」や「砂利など吸い込んでも故障しにくい紙パック式の掃除機」です。
手入れのしやすさや扱いやすさ、アタッチメントの多さなど使用する目的に合った掃除機を選ぶようにしましょう。
掃除機を買い替える際は、古くなった掃除機の買取も検討してみてください。