#家電下取り #冷蔵庫下取り #家電買取 #冷蔵庫買取
「冷蔵庫はどこで下取りしてもらうのが一番お得?」
「リサイクルショップで売るよりも家電量販店の下取りの方がいいのかな?」
結論としては、家電量販店の中では「ノジマ」の下取りサービスが最も高額(2025年7月現在)でした。
しかし、「処分だけしたい」「冷蔵庫以外も片付けたい」「下取り対象外だった」場合など、家電量販店の下取りより、リサイクルショップの買取のほうが得になる場合もあります。
冷蔵庫の買い替えや処分の前に、この記事をチェックしてみてください。
また、冷蔵庫の買取相場は「冷蔵庫 買取価格」でご確認いただけますので、あわせてご覧ください。
記事監修いただきました
本記事は、オンダFP事務所 恩田雅之様にご監修いただきました。
■所属団体 日本FP協会
■保有資格 CFP® 証券外務員2種

冷蔵庫の下取りには2タイプある
冷蔵庫の下取りとは、新しく冷蔵庫を購入するときに、古い冷蔵庫を引き取ってもらえるサービスです。
意外と知られていないことですが、下取りは大きく2つのタイプに分類できます。
①リユース前提の「下取り」
古い冷蔵庫を査定し、価値があれば買取してもらえるタイプの下取りです。
冷蔵庫ではノジマ、ヤマダデンキがこのタイプの下取りサービスを提供しています。
処分費用がかからず、さらに査定額分のお金が受け取れるため、最もお得です。
比較的年式が新しい冷蔵庫・状態のよい冷蔵庫などは高価買取の可能性がとくに高いです。
②廃棄前提の「下取り値引き」
「古い冷蔵庫を下取りに出していただければ、新しい製品を〇〇円値引きします!」といった形で提供されるサービスです。
ただし、この下取り値引きは多くの場合、機種限定や期間限定のキャンペーンとして行われているため、希望するすべてのモデルを値引き価格で購入できるわけではありません。
そのため、対象商品やキャンペーン内容をよく確認したうえで利用することが大切です。
※引き取りサービス
なお、上記のような「買取」や「値引き」とは異なりますが、家電量販店によっては、不要になった家電を無料または有料で引き取るサービスを行っている場合があります。
状態や年式によって、次のように分類されます。
- 無料引取:ノジマ・ヤマダデンキで買取対象外になった場合や、ビックカメラ・コジマの店頭持込など。
- 有料引取:ヨドバシカメラ、エディオン、ジャパネットたかた等で、リサイクル料金や運搬収集費を支払って処分。(処分費用が必要)
下取り方法の選び方
以下の図を参考にしてください。
お手持ちの家電が製造から10年未満であれば、ノジマの「下取りチェッカー」の利用がおすすめです。
「下取り」とは、まだ価値があるものを再利用目的で引き取り、次の商品の購入にあたって、その分お得になる仕組みです。
状態や年式、モデルによってはお金がもらえることもあり、お得に買い替えることができます。
一方、製造から10年以上経過した家電は、価値がつかないため再利用が難しく、処分前提の引取になります。その場合は、家電量販店の「下取り値引きサービス」の利用がおすすめです。
多くは機種限定・期間限定のキャンペーンで、対象商品であればお得に買い替えが可能です。
それ以外のケース、下取りや値引きの対象外となる家電は処分前提の引き取りとなり、無料引取のケースもあれば、処分費がかかる有料引取となる場合もあります。
お得に買い替えるなら、10年以内のタイミングで「下取りチェッカー」を活用するのが最もおすすめです。
冷蔵庫の年式やお住まいの地域(サービス対応エリア)に合わせて、最適な選択をすることがポイントです。
冷蔵庫の下取りについて大手8社の家電量販店で比較
家電量販店8社でおこなっている冷蔵庫の下取りサービスについて、表にまとめました。
パナソニックの冷蔵庫「NR-F508PX(2022年製 容量501L 6ドア)」を例として、下取り価格、処分費用を比べてみましょう。
パナソニックの冷蔵庫「NR-F508PX」 下取り状況
家電量販店 | 下取りのタイプ | 買取額もしくは処分費用 |
---|---|---|
ノジマ | ①リユース前提の「下取り」 | 41,700円で買取 |
ヤマダデンキ | ①リユース前提の「下取り」 | 35,000円で買取 |
ビックカメラ | 無料引き取りサービス | – |
コジマ | ②廃棄前提の「下取り値引き」 | 6,930円払って処分 |
ヨドバシカメラ | ②廃棄前提の「下取り値引き」 | 5,280円払って処分 |
エディオン | 有料の処分サービス | 6,380円払って処分 |
ケーズデンキ | 有料の処分サービス | 8,030円払って処分 |
ジャパネットたかた | ②廃棄前提の「下取り値引き」 | 9,130円払って処分 |
※2025年7月時点当社調べ。実際の下取り価格と異なる場合があります。
※各社から最もお得な下取りサービスを選んだ場合の金額です。
※処分費用に占めるリサイクル料金は一律4,730円です(容量171L以上、国内大手メーカーの場合。詳しくは家電製品協会のリサイクル料金 主要メーカー一覧をご覧ください。)。
それぞれ詳しくみていきます。
1. ノジマの冷蔵庫下取りサービス
ノジマは、8社の中で最も高い査定額で「リユース前提の下取り」を実施しています。
では、どのようにすればこのサービスを利用できるのでしょうか?
ノジマの下取りサービスは2種類
【1】事前査定ができる「下取りチェッカー」
ノジマでは、下取り価格を事前に確認できる「下取りチェッカー」というシステムを導入しています。
下取りチェッカーの特徴は、「冷蔵庫一台ごとに個別査定し、適正な価格をつけてくれる」点です。
特に新しいモデルであれば高額査定が期待できるため、頻繁に家電を買い替える方や、まだ使用年数の浅い冷蔵庫を手放す方におすすめです。
WEBまたはLINEから自宅の冷蔵庫情報を入力すると、すぐに査定額が表示されます。
入力は30~60秒ほどで完了するので、忙しい方にもおすすめです。
ノジマ(下取りチェッカー)の冷蔵庫下取り条件
- 国内大手メーカーの2ドア冷蔵庫:製造5年以内なら査定対象。6~8年以内なら無料引取が可能。
- 3ドア・4ドア冷蔵庫:製造4年以内なら査定対象。5~8年以内は無料引取が可能。
- 5ドア冷蔵庫:製造6年以内なら査定対象。7~8年以内は無料引取が可能。
- 6ドア冷蔵庫:製造8年以内なら査定対象。それ以上経過していても無料引取が可能。
【2】ノジマ全店での引き取りサービス
「下取りチェッカー」で買取不可となった場合も、ノジマ全店舗で冷蔵庫の引き取りサービスを利用できます。
このサービスは故障品でも引き取りOK。
さらに、対象商品購入時に引き取りサービスを申し込むと「下取り値引き」が受けられるキャンペーンを開催している場合もあります。最新のキャンペーンはノジマのチラシ|キャンペーンをご覧ください。
2. ヤマダデンキの冷蔵庫下取りサービス
ヤマダデンキでは、冷蔵庫の買取を実施しており、事実上の下取りサービスとなっています。
WEBから型番や状態を入力することで、事前査定が可能です。
例えば、パナソニックの冷蔵庫「NR-F508PX(2022年製501L 6ドア)」には、35,000円という査定額がつきました(2025年7月時点)。
製造から9年以内のモデルまで査定対象となっています。
ヤマダデンキの冷蔵庫買取条件
- 破損、変色、色あせ、サビ、欠品がないこと
- 製造年数9年以内の冷蔵庫が対象
- 買い替え時に買取を申し込む場合、運搬収集費は不要。
サイズや製造年式によって、数百円~数万円まで下取り価格が変動します。
なお、特殊な設置状況の場合は追加費用が必要になる場合もあるため、事前の確認をおすすめします。
また、時期によっては「下取り値引き」が実施されており、対象冷蔵庫の購入時にリサイクルを申し込むと値引きが受けられます。ただしこちらはリサイクル料金+収集運搬費7,230円がかかります。
「買取」と「下取り値引き」でお得なほうを選ぶとよいでしょう。
参考(買取):家電買取でよくある質問|ヤマダデンキの買取査定
参考(下取り値引き):下取り値引について|ヤマダウェブコム
3.ビックカメラの冷蔵庫下取りサービス
「ビックカメラ」では冷蔵庫の買取をおこなっていませんが、「まだ使える冷蔵庫は無料下取り」サービスをおこなっています。
ノジマやヤマダと比べると「無料で引き取るだけ」なのでお得感はないですが、ビックカメラで冷蔵庫を買い替えたい方には優しいサービスです。
ビックカメラの冷蔵庫「無料下取り」条件
- 製造7年以内で、故障や破損がない、まだ使える冷蔵庫であること
- 購入製品と回収製品は、同じ場所で同時に配送・回収すること
- 買い替え時に店頭で申し込むこと
参考:まだ使えるテレビ・洗濯機・冷蔵庫も無料で下取り|ビックカメラ.com
なお2025年7月時点では『今が売り時、買い替え時!買替祭』キャンペーンを開催中です。「古くても壊れていても下取り可能」であり「指定商品を購入時にリサイクル回収を同時申込」で買い替え時に下取りで最大20,000円の値引きを受けられます。
買い替えで「得をしたい」ならばキャンペーンの利用が得策です。
4.コジマの冷蔵庫下取りサービス
「コジマ」は冷蔵庫の下取り・買取をおこなっていませんが、キャンペーンとして「下取り値引き」を実施していることがあります。
2025年7月時点では会員限定の「買い替え・下取りキャンペーン」を開催中で、キャンペーン対象商品を注文し、リサイクル回収を同時に申し込むと最大20,000円の下取り値引きをしてもらえます。
ただし、同時に以下の処分費用も必要になるので注意しましょう。
コジマの冷蔵庫処分費用
- 171L以上の冷蔵庫のリサイクル料金目安:4,730円以上
- 運搬収集費:2,200円
- 合計で6,930円以上かかる
参考(キャンペーン):買い替え・下取りキャンペーン
参考(費用):廃家電のリサイクルについて
5.ヨドバシカメラの冷蔵庫下取りサービス
「ヨドバシカメラ」では冷蔵庫の買取・下取りをおこなっていませんが、実質的な「下取り値引き」キャンペーンをほぼ毎月開催しています。
2025年7月現在は、ヨドバシ・ドット・コム(公式通販サイト)限定で「最新家電でかしこく節電!冷蔵庫・洗濯機 節電家電買い替えキャンペーン」が開催中です。対象の冷蔵庫を購入し、同時に不要な冷蔵庫のリサイクル回収を申し込むと、最大20,000ポイントをもらえるという内容です。
ただし、同時に以下の処分費用も必要になるので注意しましょう。
ヨドバシカメラの冷蔵庫処分費用
- 171L以上の冷蔵庫のリサイクル料金:4,730円
- 運搬収集費:550円※
- 合計で5,280円かかる
※購入した商品と同品目かつ同じ場所からの回収の場合。回収台数の増加や、搬出の難度などにより増額あり。
参考(キャンペーン):最新家電でかしこく節電!冷蔵庫・洗濯機 節電家電買い替えキャンペーン
参考(費用)大型家電リサイクル回収|ヨドバシカメラ
6.エディオンの冷蔵庫下取りサービス
「エディオン」では冷蔵庫の下取り・買取をおこなっておらず、有料の処分サービスのみとなります。
エディオンの冷蔵庫処分費用
- リサイクル料金と運搬収集費を支払い処分
- リサイクル料金は(171L以上)4,730円
- 運搬収集費は1,650円※
※2台目以降は2,750円
7.ケーズデンキの冷蔵庫下取りサービス
「ケーズデンキ」では冷蔵庫の下取り・買取をおこなっておらず、有料の処分サービスのみとなります。
ただし、期間限定で下取りに関するキャンペーンがおこなわれることがあり、時期によってはお得なサービスを受けられる可能性もあります。(2025年7月現在は確認できず)
ケーズデンキの冷蔵庫処分費用
- リサイクル料金は4,730円
- 運搬収集費は3,300円
- 合計8,030円かかる
運搬収集費は地域により異なるので事前に確認しましょう。
8.ジャパネットたかたの冷蔵庫下取りサービス
「ジャパネットたかた」では「下取り値引き」をおこなっています。テレビショッピングでも有名ですね。
ただし、廃棄を前提としているため、下取り値引き時には必ず以下の処分費用がかかってしまうことに注意です。
ジャパネットたかたの冷蔵庫処分費用・条件
- 古くても壊れていても処分可能
- 冷蔵庫のリサイクル料金:4,730円
- 冷蔵庫の運搬収集費:4,400円
- 合計で9,130円
処分費用が9,130円かかるので、例えば「3万円の下取り値引き!」と宣伝されていても、実質2万円くらいの値引きになります。処分費用を計算にいれて値段を見るといいですね。
参考:【ジャパネットたかた】家電リサイクル法について:通販、テレビショッピング
家電量販店の下取りよりリサイクルショップの買取が得になる場合
使わなくなった冷蔵庫は、家電量販店で下取りしてもらうほかに、リサイクルショップで買取してもらうこともできます。
下取りよりも買取がお得になるのはどのような場合でしょうか。詳しく見ていきます。
リサイクルショップのほうが買取価格が高いとき
リサイクルショップに冷蔵庫の買取を依頼すると、家電量販店の下取りよりも高く買い取ってくれる場合があります。
例えば東京・神奈川・埼玉・愛知に買取専門店を展開している「リサイクルショップ 出張買取のアシスト」では冷蔵庫の買取価格をサイト上で公開しているので、下取り価格と見比べてみるとよいでしょう。
冷蔵庫を買い替えるつもりがないとき
1人暮らしを終えて実家に戻るとき、年配の両親と同居を始めるとき、引っ越しを控えているときなど、「冷蔵庫を買い替えたいわけではなく、単純に手放したいだけ」というケースもあると思います。
下取りは「買い替え前提のサービス」なのでこうした状況では利用できませんが、リサイクルショップの買取であれば対応が可能です。
冷蔵庫が下取り対象外だったとき
例えば1ドア冷蔵庫、冷凍ストッカーなど、そもそも下取りでは査定してもらえない冷蔵庫・冷凍庫もあります。
そのような場合は、一度リサイクルショップに査定を頼んでみるとよいでしょう。下取りで断られた冷蔵庫も、買取してもらえる場合があります。
冷蔵庫以外も手放したいとき
洗濯機やテレビ、エアコンなどの家電、ソファやテーブルなどの家具も一緒に手放したい場合は、断然リサイクルショップでの買取がおすすめです。
家電量販店の下取りは原則1回に1個となるため、まとめ売りには対応できないからです。
重い家電・家具をリサイクルショップに持っていくのは難しい…という場合には、出張買取を検討してみてください。
まとめて売ることで、通常よりも査定額がアップする場合もあります。
冷蔵庫の買取ならリサイクルショップ出張買取のアシスト
リサイクルショップ出張買取のアシストは、東京・神奈川・埼玉・愛知を中心に展開している買取専門店です。
年間7,000件以上の買取実績をもち、大手口コミサイトでも「片付けの悩みに真剣に対応してくれる」「対応が丁寧」と高評価。
冷蔵庫買取ほか、洗濯機買取、テレビ買取、エアコン買取など家電買取に力をいれており、お引っ越し時など「お家の家電をまるごと買取」も対応可能です。
出張買取の経験が豊富なので、重い大型家電もスムーズに査定、搬出させていただきます。
リサイクルショップ出張買取のアシストで買取できない冷蔵庫は?
内部に破損がある、コードが断線しているなどの冷蔵庫は原則買取不可となります。
このような「廃棄処分するしかない」冷蔵庫についても、「マンション1階まで降ろすのを手伝ってほしい」などのご依頼を有料にて承っておりますので、お困りの際はご相談ください。
また、購入時からの経過年数や型番の査定結果によっては「買取はできないが無料で引取可能」「お客様ご自身で店頭にお持ち込みいただければ買取可能」となる場合もあります。
リサイクルショップ出張買取のアシストでは、ご自宅にお伺いしてから「買取できません」とならないよう、LINEやWEBで事前査定サービスを提供しています。
事前査定は無料です。商品写真を送っていただければスタッフが査定いたしますので、以下からお気軽に送信してみてください。