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「エアコンってどこで下取りしてもらうのが一番お得なんだろう?」
「リサイクルショップで買取してもらうよりお得なのかな?」
大手の家電量販店8社についてエアコンの下取り情報を調査したところ、
しかし、「処分だけしたい」「エアコン以外も片付けたい」「下取り対象外だった」場合など、家電量販店の下取りより、リサイクルショップの買取のほうが得になる場合もあります。
エアコンの買い替えや処分の前に、この記事をチェックしてみてください。
テレビや冷蔵庫、洗濯機を合わせて買い替えを予定している方は、こちらも合わせてご参照ください。
テレビ:『テレビの下取り 家電量販店8社を比較!お得に買替え』
冷蔵庫:『冷蔵庫の下取り 大手8社を比較!一番お得なのは?』
洗濯機:『洗濯機の下取り 大手8社を比較!一番お得なのは?』
記事監修いただきました
本記事は、オンダFP事務所 恩田雅之様にご監修いただきました。
■所属団体 日本FP協会
■保有資格 CFP® 証券外務員2種

エアコンの下取りには2タイプある
エアコンの下取りとは、新しくエアコンを購入するときに、古いエアコンを引き取ってもらえるサービスです。
意外と知られていないことですが、下取りは大きく2つのタイプに分類できます。
①リユース前提の「下取り」
古いエアコンを査定し、価値があれば買取してもらえるタイプの下取りです。
エアコンではノジマ、ヤマダデンキがこのタイプの下取りサービスを提供しています。
処分費用がかからず、さらに査定額分のお金が受け取れるため、最もお得です。
比較的年式が新しいエアコン・状態のよいエアコンなどは高価買取の可能性がとくに高いです。
②廃棄前提の「下取り値引き」
「古いエアコンを下取りに出していただければ、新しい製品を〇〇円値引きします!」といった形で提供されるサービスです。
ただし、この下取り値引きは多くの場合、機種限定や期間限定のキャンペーンとして行われているため、希望するすべてのモデルを値引き価格で購入できるわけではありません。
そのため、対象商品やキャンペーン内容をよく確認したうえで利用することが大切です。
※引き取りサービス
なお、上記のような「買取」や「値引き」とは異なりますが、家電量販店によっては、不要になった家電を無料または有料で引き取るサービスを行っている場合があります。
状態や年式によって、次のように分類されます。
- 無料引取:ノジマ・ヤマダデンキで買取対象外になった場合や、ビックカメラ・コジマの店頭持込など。
- 有料引取:ヨドバシカメラ、エディオン、ジャパネットたかた等で、リサイクル料金や運搬収集費を支払って処分。(処分費用が必要)
「下取り方法の選び方」
以下の図を参考にしてください。
お手持ちの家電が製造から10年未満であれば、ノジマの「下取りチェッカー」の利用がおすすめです。
「下取り」とは、まだ価値があるものを再利用目的で引き取り、次の商品の購入にあたって、その分お得になる仕組みです。
状態や年式、モデルによってはお金がもらえることもあり、お得に買い替えることができます。
一方、製造から10年以上経過した家電は、価値がつかないため再利用が難しく、処分前提の引取になります。その場合は、家電量販店の「下取り値引きサービス」の利用がおすすめです。
多くは機種限定・期間限定のキャンペーンで、対象商品であればお得に買い替えが可能です。
それ以外のケース、下取りや値引きの対象外となる家電は処分前提の引き取りとなり、無料引取のケースもあれば、処分費がかかる有料引取となる場合もあります。
お得に買い替えるなら、10年以内のタイミングで「下取りチェッカー」を活用するのが最もおすすめです。
エアコンの年式やお住まいの地域(サービス対応エリア)に合わせて、最適な選択をすることがポイントです。
大手家電量販店のエアコンの下取り相場
ここでは実際に家電量販店8社でおこなっているエアコンの下取りについてご紹介します。
今回は日立のエアコン「RAS-V36L」(3.6kW、約10畳用、2021年製)を例に下取り価格・費用を比較します。
家電量販店 | 下取りのタイプ | 買取額もしくは処分費用 |
---|---|---|
ノジマ | ①リユース前提の「下取り」 | 8,700円で買取 |
ヤマダデンキ | ①リユース前提の「下取り」 | 1,000円で買取 |
ビックカメラ | ②廃棄前提の「下取り値引き」 | 3,190円払って処分 |
コジマ | ②廃棄前提の「下取り値引き」 | 3,190円払って処分 |
ヨドバシカメラ | ※処分費用がかかる引き取りサービス | 3,520円払って処分 |
ジャパネットたかた | ②廃棄前提の「下取り値引き」 | 2,640円払って処分 |
エディオン | ※処分費用がかかる引き取りサービス | 2,090円払って処分 |
ケーズデンキ | ※処分費用がかかる引き取りサービス | 4,290円払って処分 |
※2025年8月時点当社調べ。実際の下取り価格と異なる場合があります。
※各社から最もお得な下取りサービスを選んだ場合の金額です。
※処分費用に占めるリサイクル料金は一律990円です。詳細は再商品化等料金一覧|家電製品協会をご覧ください。
リユース前提の「下取り」をしているのはノジマとヤマダデンキだとわかりました。この2社ならば、今使っているエアコンを査定して下取り(買取)できます。また、廃棄せずリユースするため、リサイクル料金などの費用がかかりません。
ここからは各社の下取りについて、もう少し詳しく解説していきます。
1.ノジマ
ノジマは、8社中最も高い査定額で「①リユース前提の下取り」をしてくれることがわかりました。どうすればこのサービスを受けられるのでしょうか?
ノジマには2種類の下取り方法があるので、詳しく見ていきましょう。
【1】事前査定ができる「下取りチェッカー」
ノジマは、下取り価格を事前査定するシステム「下取りチェッカー」を導入しています。
WEBもしくはLINEから自宅のエアコンの情報を入力すると、すぐ査定額を表示してくれます。
30~60秒ほどで入力できるので、忙しいときにもおすすめです。
- 製造10年以内のエアコンが査定対象
- 製造10年以内のエアコンであれば、査定額が付かなくても無料引き取り可能
- ガス式エアコン、石油式エアコン、埋め込み形家庭用エアコン、床置き形エアコン、業務用エアコンは買取対象外
【2】ノジマ全店での引き取りサービス
「下取りチェッカー」で買取不可となった場合も、ノジマ全店舗でエアコンの引き取りサービスを利用できます。
このサービスは故障品でも引き取りOK。
さらに、対象商品購入時に引き取りサービスを申し込むと「下取り値引き」が受けられるキャンペーンを開催している場合もあります。最新のキャンペーンはノジマのチラシ|キャンペーンをご覧ください。
2. ヤマダデンキのエアコン下取りサービス
ヤマダデンキでは、エアコンの買取を実施しており、事実上の下取りサービスとなっています。
WEBから型番や状態を入力することで、事前査定が可能です。
例えば、価格比較の例にあげた日立のエアコン「RAS-V36L」には、1,000円という査定額がつきました(2025年8月時点)。
製造から7年以内のモデルまで査定対象となっています。
ヤマダデンキのエアコン買取条件
- 電気式の壁掛け型で、室内外機セットであること。もしくは窓用エアコンであること。
- 製造年数7年以内のエアコンが対象
- 買い替え時に買取を申し込む場合、運搬収集費は不要。
サイズや製造年式によって、数百円~数万円まで下取り価格が変動します。
なお、特殊な設置状況の場合は追加費用が必要になる場合もあるため、事前の確認をおすすめします。
また、時期によっては「下取り値引き」が実施されており、対象エアコンの購入時にリサイクルを申し込むと値引きが受けられます。ただしこちらはリサイクル料金+収集運搬費3,490円がかかります。
「買取」と「下取り値引き」でお得なほうを選ぶとよいでしょう。
参考(買取):家電買取でよくある質問|ヤマダデンキの買取査定
参考(下取り値引き):下取り値引について|ヤマダウェブコム
3.ビックカメラのエアコン下取りサービス
「ビックカメラ」ではエアコンの買取をおこなっていませんが、『今が売り時、買い替え時!下取りキャンペーン』を開催しており、実質的な「下取り値引き」となっています。
このキャンペーンは8月末までとなっていますが、同様のキャンペーンがほぼ毎月開催されています。
キャンペーンを利用する場合、以下の処分費用も同時にかかってくるので、計算に入れておきましょう。
ビックカメラのエアコン処分費用
- エアコンのリサイクル料金目安:990円
- 運搬収集費:2,200円
- 合計で3,190円以上かかる
参考(キャンペーン):今が売り時、買い替え時!下取りキャンペーン|ビッグカメラ.com
参考(費用):大型家電のリサイクル|ビッグSUPERサービス
4.コジマのエアコン下取りサービス
「コジマ」はエアコンの下取り・買取をおこなっていませんが、キャンペーンとして「下取り値引き」を実施していることがあります。
2025年8月時点では会員限定の「買い替え・下取りキャンペーン」を開催中で、キャンペーン対象商品を注文し、リサイクル回収を同時に申し込むと最大30,000円の下取り値引きをしてもらえます。
ただし、同時に以下の処分費用も必要になるので注意しましょう。
コジマのエアコン処分費用
- エアコンのリサイクル料金目安:990円
- 運搬収集費:2,200円
- 合計で3,190円以上かかる
参考(キャンペーン):買い替え・下取りキャンペーン
参考(費用):廃家電のリサイクルについて
5.ヨドバシカメラのエアコン下取りサービス
「ヨドバシカメラ」ではエアコンの買取・下取りをおこなっていません。
買い替え時には有料の引き取りサービスを利用できますが、以下の費用が必要になります。
ヨドバシカメラのエアコン処分費用
- エアコンのリサイクル料金:990円
- 運搬収集費:550円※
- 合計で1,540円かかる
※購入した商品と同品目かつ同じ場所からの回収の場合。回収台数の増加や、搬出の難度などにより増額あり。
参考(費用)大型家電リサイクル回収|ヨドバシカメラ
6.ジャパネットたかたのエアコン下取りサービス
「ジャパネットたかた」では「下取り値引き」をおこなっています。テレビショッピングでも有名ですね。
ただし、廃棄を前提としているため、下取り値引き時には必ず以下の処分費用がかかってしまうことに注意です。
ジャパネットたかたのエアコン処分費用・条件
- 古くても壊れていても処分可能
- エアコンのリサイクル料金:990円
- エアコンの運搬収集費:1,650円
- 合計で2,640円かかる
処分費用が2,640円かかるので、例えば「1万円の下取り値引き!」と宣伝されていても、実質7,360円の値引きになります。処分費用を計算にいれて値段を見るといいですね。
参考:【ジャパネットたかた】家電リサイクル法について:通販、テレビショッピング
7.エディオンのエアコン下取りサービス
「エディオン」ではエアコンの下取り・買取をおこなっておらず、有料の処分サービスのみとなります。
エディオンのエアコン処分費用
- リサイクル料金は990円
- 運搬収集費は1,100円※
- 合計2,090円かかる
※2台目以降は2,200円
8.ケーズデンキのエアコン下取りサービス
「ケーズデンキ」ではエアコンの下取り・買取をおこなっておらず、有料の処分サービスのみとなります。
ケーズデンキのエアコン処分費用
- リサイクル料金は990円
- 運搬収集費は3,300円
- 合計4,290円かかる
運搬収集費は地域により異なるので事前に確認しましょう。
家電量販店の下取りよりリサイクルショップの買取が得になる場合
使わなくなったエアコンは、家電量販店で下取りしてもらうほかに、リサイクルショップで買取してもらうこともできます。
下取りよりも買取がお得になるのはどのような場合でしょうか。詳しく見ていきます。
リサイクルショップのほうが買取価格が高いとき
リサイクルショップにエアコンの買取を依頼すると、家電量販店の下取りよりも高く買い取ってくれる場合があります。
例えば東京・神奈川・埼玉・愛知に買取専門店を展開している「リサイクルショップ 出張買取のアシスト」ではエアコンの買取価格をサイト上で公開しているので、下取り価格と見比べてみるとよいでしょう。
エアコンを買い替えるつもりがないとき
1人暮らしを終えて実家に戻るとき、年配の両親と同居を始めるとき、引っ越しを控えているときなど、「エアコンを買い替えたいわけではなく、単純に手放したいだけ」というケースもあると思います。
下取りは「買い替え前提のサービス」なのでこうした状況では利用できませんが、リサイクルショップの買取であれば対応が可能です。
エアコンが下取り対象外だったとき
例えば窓用エアコン、スポットクーラーなどそもそも下取りでは査定してもらえないエアコンもあります。
そのような場合は、一度リサイクルショップに査定を頼んでみるとよいでしょう。下取りで断られたエアコンも、買取してもらえる場合があります。
エアコン以外も手放したいとき
洗濯機やテレビ、冷蔵庫などの家電、ソファやテーブルなどの家具も一緒に手放したい場合は、断然リサイクルショップでの買取がおすすめです。
家電量販店の下取りは原則1回に1個となるため、まとめ売りには対応できないからです。
重い家電・家具をリサイクルショップに持っていくのは難しい…という場合には、出張買取を検討してみてください。
まとめて売ることで、通常よりも査定額がアップする場合もあります。
エアコンの買取ならリサイクルショップ出張買取のアシスト
リサイクルショップ出張買取のアシストは、東京・神奈川・埼玉・愛知を中心に展開している買取専門店です。
年間7,000件以上の買取実績をもち、大手口コミサイトでも「片付けの悩みに真剣に対応してくれる」「対応が丁寧」と高評価。
エアコン買取ほか、洗濯機買取、テレビ買取、冷蔵庫買取など家電買取に力をいれており、お引っ越し時など「お家の家電をまるごと買取」も対応可能です。
出張買取の経験が豊富なので、重い大型家電もスムーズに査定、搬出させていただきます。
リサイクルショップ出張買取のアシストで買取できないエアコンは?
単に年数の古いエアコンであれば、買取はできなくても「取り外してほしい」「マンション1階まで降ろすのを手伝ってほしい」などのご依頼を有料にて承っておりますので、お困りの際はご相談ください。
ただし喫煙・ペット同居環境のエアコン、業務用の天井埋込エアコン、設置場所に取り外し作業時の足場がない場合などは原則買取不可となります。
また、購入時からの経過年数や型番の査定結果によっては「買取はできないが無料で引取可能」「お客様ご自身で店頭にお持ち込みいただければ買取可能」となる場合もあります。
リサイクルショップ出張買取のアシストでは、ご自宅にお伺いしてから「買取できません」とならないよう、LINEやWEBで事前査定サービスを提供しています。
事前査定は無料です。商品写真を送っていただければスタッフが査定いたしますので、以下からお気軽に送信してみてください。
買取・無料引取できなかったエアコンの処分方法
エアコンは粗大ごみに出せません。「家電リサイクル法」の対象品目なので、指定の方法でリサイクルするよう、法律で定められているためです。
買取・無料引取ができなかったエアコンは、リサイクル料金を支払えば処分が可能です。
出張買取のアシストでエアコンのリサイクルを申し込む場合
出張買取のアシストでは、リサイクル料金および収集・運搬にかかる費用を頂戴することで、買取・無料引取できなかったエアコンをお引き取りできます。
例)パナソニックの171L以上のエアコン 当社リサイクル費用目安
リサイクル料金990円 + 運搬費2,200円 + 収集費8,800円 = 11,990円※
※
【リサイクル料金】エアコンの容量・メーカー別に、法的に定められています。詳しくは「リサイクル料金 主要メーカー一覧|一般財団法人家電製品協会」をご覧ください。
【運搬費】引き取り業者や小売店によって異なります。出張買取のアシストではエアコンは一律2,200円に設定しております。
【収集費】引き取り業者や小売店によって異なります。出張買取のアシストでは8,800円を目安に、出張買取の距離や搬出難度に応じて6,600円程度~数万円程度まで増額・減額させていただいております。事前にLINEやメール、お電話で概算をお伝えしますのでご安心ください。なお店頭にお持ち込みいただく場合、収集費は不要です。
よくある質問
- Q.エアコンはいくらで下取りしてもらえますか?
- A.家電量販店によって下取り価格は異なり、査定額は一般的に数百円から数万円です。
例えば8月現在、日立のエアコン「RAS-V36L(2021年製、3.6kw)」の場合、ノジマの「下取りチェッカー」で査定すると8,700円となります。
- Q.エアコンを売るならどこがいいですか?
- A.家電量販店ならば下取り価格の高い「ノジマ」、リサイクルショップなら家電の出張買取に強みのある「出張買取のアシスト」をおすすめします。
「出張買取のアシスト」は東京・神奈川・埼玉・愛知でのエアコンの出張買取が可能です。
- Q.エアコンの下取り・買取は何年前までですか?
- A.7年以内とする店舗が多いです。ノジマでは10年前まで対応しています。
11年以上経過したものは値段がつかないことが多いため、家電量販店の引き取りサービスの利用がよいでしょう。
- Q.家電量販店でエアコンを引き取ってもらうといくらかかりますか?
- A.エアコンは法定のリサイクル処分をしなくてはならないため、リサイクル料金と収集運搬費の合計で1,000~4,000円程度かかります。
まだ使えるエアコンならば、査定して買取、または無料引き取りできる場合があります。
- Q.エアコンの下取りと買取はどちらがお得ですか?
- A.新しいエアコンに買い替える場合は下取りがおすすめです。
一方、買取のほうが査定額が高い場合、買い替えずに手放すだけの場合、他の家電・家具もまとめて手放す場合、下取り対象外の製品(エアコンなど)の場合は、買取のほうがお得です。