船外機を処分する4つの方法！費用の相場やメリットを比較

釣りに行く回数も減り、最近すっかり使わなくなった船外機。もう処分してしまおうかと思ってるけど…。

「どうやって処分すればいいのかな？」
「処分にかかる費用はどのくらいだろう？」

こうした悩みを抱えてる人に向け、この記事では次の内容について解説します。

この記事を読んで分かる事

• 船外機の処分方法4選
• 目的別のおすすめの処分方法

この記事を読むことで、「処分費用」や「手間」などの項目で処分方法を比較し、自分に適した船外機の処分方法を知ることができます。

ぜひ最後まで読んで、参考にしてください。

船外機とは

船外機は漁船で使用するような大型のものだけでなく、個人がパワーボートなどで扱う小型タイプもあります。

燃料にガソリンを用いたものが一般的ですが、バッテリーにつなぐ電動式の船外機もあります。

・エンジン式船外機
・電動式船外機

大きくは以上のような種類がありますが、今回はエンジン式の船外機を中心に解説していきます。

船外機を処分するタイミング

船外機が不要になるタイミングは人それぞれですが、主なきっかけとしては故障や寿命があげられます。

船外機の寿命は一般的に製造から15年前後ですが、扱い方によっては寿命を早める可能性があります。

例えば、定期的なメンテナンスを行わず長い間放置した場合、エンジン部品の劣化につながります。

また、故障などしていなくても物置の整理や引越しをきっかけに処分を検討される方もいるでしょう。

このようにまだ使える状態の船外機を処分する場合には、ただ捨ててしまうよりもお得な方法もあります。
次の章では、捨てる以外の方法も含めて船外機の処分方法をご紹介していきます。

船外機の処分方法4選

船外機を処分する方法は、主に次の4つがあげられます。

・粗大ゴミとして処分する
・不用品業者に処分してもらう
・リサイクルショップや買取店で売る
・フリマサイトを利用する

1つ注意点として、船外機は可燃性の燃料を扱うエンジン機械です。
処分する際は、安全に適切な処理をしましょう。

粗大ゴミとして処分する

1つ目は粗大ゴミとして処分する方法です。

比較的低コストで済むことがメリットと言えます。高くても数千円程度で済むため、特にこだわりがなければ、粗大ゴミとして処分すると良いでしょう。

しかし低コストで済む分、回収指定場所まで自分で運ぶ必要があり、回収までに日数がかかります。

また自治体によっては、指定場所が自宅から遠かったり、申し込んでから数週間かかる場合があり、引越しなどで早急に処分したい人にとってはデメリットと言えるでしょう。

費用の相場

自治体によりますが、400円～2,000円程度で処分することが可能です。

注意点

自治体によっては、大型の船外機は対象外であったりと制約がある場合がほとんどです。

必ず自治体のホームページで調べるか、担当部署に直接電話で確認するようにしましょう。

不用品回収業者に処分してもらう

2つ目は、不用品回収業者に処分してもらう方法です。

不用品回収業者は船外機以外にも家具や家電、レジャー用品などまとめて処分することが可能です。
いつでも依頼することができ、最短当日に対応してくれる業者もあるでしょう。

ただし利便性が高い分、費用としては安くありません。
事前の見積もりが可能であれば、問い合わせの段階で費用がいくらになるか聞いておきましょう。

費用の相場

船外機の場合、サイズによりますが、5,000円から20,000円程度が費用相場です。
そのため、粗大ゴミとして自治体に頼むよりも数倍の費用がかかります。

また、軽トラック1台分といった場合には、約20,000円から30,000円程度が費用の相場となっています。

注意点

不用品回収業者のなかには許可を持っていない違法業者も少なからずいるため、次の観点から依頼する業者を選ぶと良いでしょう。

• 費用が相場とかけ離れすぎていないか
• ホームページに許認可の記載があるか
• 利用者の口コミや評判はどうか

リサイクルショップや買取店で売る

3つ目は、買取店に依頼する方法です。

もし船外機が買取してもらえれば、処分費用がかからず大きなメリットと言えます。

また他にも売却したいものがある場合は、まとめて買取してもらうことで、一度に処分できお金になる可能性もあります。

さらに出張買取なら自宅まで査定にくるので手間もかかりません。
手間を最小限に抑えられることは大きなメリットと言えるでしょう。

ただし故障していたり不動の場合、買取してもらえない可能性が高いでしょう。

主な買取が期待できるメーカー

• ホンダ
• ヤマハ
• スズキ
• トーハツ
• マーキュリー

買取してもらえない場合は、処分できない可能性があるため、余計な手間がかかってしまいます。
事前に問い合わせて、買取の対象になるか聞いてみましょう。

※船外機の買取については「【船外機 買取】動かなくても売れます！ 処分する前にチェック」こちらの記事で詳しく解説しています。

費用の相場

船外機の買取価格の相場は3,000円から150,000円程度です。

船外機は状態やメーカーなどの違いにより大きく変わりますが、一般的な中古状態なら20,000円程度と考えておくと良いでしょう。

注意点

買取店に依頼する際には少しでも高く買取してもらうことが重要です。

• 船外機の買取実績があるか
• 利用者の口コミは良いか
• 出張買取の圏内か

上記のような点をチェックしてから買取店を選びましょう。

※実際の船外機の買取価格については「船外機 買取価格」こちらをご覧下さい。

フリマサイトを利用する

4つ目は、メルカリやジモティーなどのフリマサイトで売ることです。

買取店は基本的に、当然と言えば当然ですが利益が出そうな船外機しか買取しません。
しかし、フリマサイトなど個人売買は欲しい人が見つかれば、どんな船外機でも売れる可能性はあります。

また、買取が難しくても運搬料込みで無料で引き取ってくれる人が見つかる可能性もあります。

その反面、いつ売れるかの目処が立ちづらく、必ず処分できるという保証がありません。
また、遠方の購入者に送るには配送手続きをおこなわければならず、手間がかかる上に配送料で赤字となってしまったりすることもあります。

費用の相場

フリマサイトでの売値価格の相場はおよそ3,000円から50,000円程度です。
また、無料で引き取ってくれる人もいます。

注意点

個人間の取引なので、トラブルを防ぐために事前に次のようなことを明確にしておきましょう。

・費用の負担（送料はいくらか、配送可能なのか）
・船外機のメーカーやモデル
・現在の製品状態（動作するか）

目的別おすすめの処分方法

船外機の処分方法を4つ解説しました。
ここでは、それぞれの方法を比較した上で、処分方法別にどのような人におすすめなのかを解説します。

費用を抑えたい人は「粗大ゴミ」がおすすめ

少しでも費用を抑えたい人は粗大ゴミとして処分する方法がおすすめです。

コストの安さだけ見ると、買取やフリマサイトを活用した方がコストは安く済みますが、条件が緩くバランスを考えると粗大ゴミとして処分する方法が最も適していると言えます。

懸念点としては、自治体によっては取り扱いに制限があったり、自分で回収場所に運ぶ必要があるので、事前に自治体のホームページや電話などで確認することをおすすめします。

程度の良い船外機は「買取店」がおすすめ

まだ使える船外機の処分を検討しているなら、買取業者に依頼することをおすすめします。

フリマサイトでも売れる可能性はありますが、買取店の方がより確実に買取してもらえるからです。

買取できない場合は回収もしないお店もあるため、事前に買取の対象となりそうか詳しく聞くことが重要です。

時間に余裕があるなら「フリマサイト」がおすすめ

手間を惜しまず時間に余裕があるならフリマサイトを活用することもおすすめします。

フリマサイトなら、個人で売り出すことが可能なため、買取店で売れないような船外機でも、引き取りしてくれる人に巡り合う可能性があります。

いつ売れるかの目処が立ちにくいので、気長に待てる人におすすめと言えるでしょう。

早く処分したい人は「不用品回収業者」がおすすめ

多少費用がかさんでも、とにかく早く処分したい人は不用品回収業者に依頼することをおすすめします。

粗大ゴミより高いですが、その分タンスの運搬や早ければ依頼した当日に回収してくれるといったメリットがあるからです。

しかし、高額な請求を避けるためにも費用については事前によく調べておきましょう。

買取してもらうためにやるべきこと

最後に少しだけ買取について触れたいと思います。

やるべきことは次の3つです。

・メーカーとモデルの確認
・動作を確認しておく
・付属品は揃えておく

例えば、有名なメーカーとしては次のようなものです。

【船外機】メーカー一例

• ホンダ
• ヤマハ
• スズキ
• トーハツ
• マーキュリー

船外機は不動でも買取となる可能性はありますが、正常に動作していた方が高く買取してもらう可能性があります。

また、次のような付属品の有無は査定でも大きなポイントになります。

・携行缶
・取扱説明書

鍵がない場合、動作不明となり大きな減額となるので必ず事前に準備しておきましょう。

まとめ

この記事では船外機の処分方法4つについて解説しました。

最後に今回の記事をおさらいしましょう。

■船外機の処分方法4選とおすすめの人

・粗大ゴミとして処分する
→　多少の手間がかかっても、低コストで処分したい人におすすめ

・不用品業者に処分してもらう
→　とにかく早く処分したい人や他の不用品もまとめて処分したい人におすすめ

・買取店で回収してもらう
→　船外機の状態が良くまだ使用できる人におすすめ

・フリマサイトで売る
→　時間や手間をかけてでも高く売りたい人や、買取店では買取が難しい船外機を売りたい人におすすめ

船外機は簡単に処分できないため、いざ処分するとなると困るアイテムの1つと言えるでしょう。

ぜひ、今回の記事を参考に処分方法を検討してください！
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