パソコンをどのように処分したらいいのか困っている方はいませんか?
古くなったパソコンを処分したくても、保存したデータを消去する方法や、具体的にどうすればいいのかわからない人も多いかもしれません。
この記事では、パソコンの処分方法とデータ消去の方法について紹介していきます。
目次(クリックで目次が開きます)
パソコン処分に関する法律を知ろう
資源有効利用促進法
PCリサイクルマーク
(引用:パソコンのリサイクル(資源有効利用促進法)|経済産業省)
資源有効利用促進法により、PCメーカーは使用済みパソコンの回収とリサイクルが義務付けられています。2003年以降に販売された製品や、PCリサイクルマークのついた製品は無料で回収されます。2003年より前に販売された製品には、回収料金がかかる場合もあります。
メーカーに回収義務があるのは、デスクトップパソコン本体、パソコン用ディスプレイ(有機ELは含まない)、ノートパソコンです。タブレット端末は対象外です。
小型家電リサイクル法
小型家電リサイクル法により、市区町村および認定事業者がパソコンを含む小型家電の回収・リサイクルをおこなうことができます。
市区町村は「回収ボックス」や「ステーション回収」「イベント回収」「ピックアップ回収」などの方法で小型家電を回収します。ただし、回収する品目は自治体ごとに違うため、パソコンを処分できるかは要確認です。
パソコンのおすすめ処分方法5選
「資源有効利用促進法」や「小型家電リサイクル法」により、メーカーや自治体でパソコンを処分することができますが、それ以外にもおすすめの処分方法があります。
特にまだ使えるパソコンであれば、処分の前に「売却」や「譲渡」を検討するとよいでしょう。
ここでは、パソコンのおすすめ処分方法を5つご紹介します。
パソコンの買取業者に売却する
パソコンの買取をおこなっている買取業者やリユースショップに売却すれば、不要なパソコンをその場で現金に換えられます。値段がつかなくても無料で引き取ってもらえる場合もあるので、査定だけでも頼んでみるとよいでしょう。
買取業者やリユースショップを探す際は、以下のポイントで選ぶとよいでしょう。
- 納得いく査定額を出してくれるか
- データ消去をしてくれるか
- 自分の利用しやすい買取方法があるか(出張買取、店頭持ち込み、宅配買取)
- 他に処分したいものがある場合、パソコン以外も買い取ってくれるか
出張買取のアシストはパソコンを高価買取しており、買取後のデータ消去もおこなっています。
出張買取/店頭持ち込み/宅配買取3つの方法で買い取り可能で、周辺機器やデスクなどパソコン以外もまとめてお売りいただけます。
家電量販店の下取りサービスを利用する
新しいパソコンを購入するタイミングであれば、家電量販店の下取りサービスを利用することができます。大手の家電量販店のほとんどが、パソコンの下取りや処分サービスを提供しています。
各店で下取りサービスの内容はやや異なりますが、主に以下の3タイプがあります。
- パソコンを査定して、値段がつけば買い取ってくれる
- パソコンの処分を申し込むと、新しく購入するパソコンが一定額値引きされる
- 無料または有料で引き取ってくれる
まだ使えるパソコンなら「パソコンを査定して、値段がつけば買い取ってくれる」タイプの下取りがお得です。
「パソコン 下取り」では、各家電量販店の下取りプランを比較しています。
フリマサイト・オークションサイトを利用する
フリマサイト・オークションサイトでパソコンを売却・譲渡することもできます。
買取業者で売るのと異なり、自分で価格を設定できるのがメリットです。
一方で、個人取引なのでトラブルにあいやすいこと、出品から発送までに手間がかかることがデメリットです。また、データが残った状態で他人にわたると悪用される危険があるため、事前に確実なデータ消去が必須となります。
PCメーカーに回収してもらう
資源有効利用促進法により、各パソコンメーカーにはパソコンの回収が義務付けられています。そのため、パソコンの製造元メーカーに問い合わせれば、パソコンを回収してもらえます。
「PCリサイクルマーク」がついていれば無料で回収してもらえます。「PCリサイクルマーク」のついていないパソコンは、回収再資源化料金を負担しなければならない場合があります。詳細は各PCメーカーにお問い合わせください。
自治体の回収ボックスを利用する
「小型家電リサイクル法」により、自治体や、自治体と提携した認定事業者にパソコンを回収してもらうこともできます。
近隣の「回収ボックス」への投函や、資源回収とあわせた回収など、自治体により回収方法はさまざまです。宅配便による回収を行っている自治体もあります。
パソコンの処分にはいくらかかる?
多くのパソコンは、古くても壊れていても無料で処分できます。基本的に費用は気にしなくてよいでしょう。
無料で処分できるのは、パソコンの部品には貴金属やレアメタルが使われており、壊れていても資源としての価値があるからです。「資源有効利用促進法」「小型家電リサイクル法」により、メーカーや自治体でのリサイクルが行われていることも理由の一つです。
ただし、データ消去サービスなどのオプションを頼んだり、宅配便によるサービスを利用したりすると、オプション代や配送料がかかる場合があります。
パソコンを売るなら出張買取のアシスト
私たち出張買取のアシストでは、デスクトップパソコン、タブレットパソコン、ノートパソコンなどの買取をおこなっています。値段のつかないものでも引き取り対応が可能ですので、ご相談ください。
出張買取のアシストの特徴をご紹介します。
出張買取のアシストのパソコン買取方法
出張買取のアシストは、以下の3つの方法でパソコンを買取できます。
近隣に店舗がある場合、最も買取額が高くなる「店頭へのお持ち込み」がおすすめです(店舗一覧はこちら)。
方法 | 概要 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
店頭へのお持ち込み (店頭買取) |
お客様にて店頭に持ち込んでいただく | 買取価格が比較的高い | 遠方の方には困難 |
出張買取 | スタッフがご自宅を訪問する | 重いデスクトップパソコン、モニター類もすぐ搬出 他のアイテムもまとめて売れる |
エリア限定、要予約 |
宅配買取 | お客様にて着払い発送いただく | 遠方でも忙しくても売れる | 送料分だけ買取価格が安くなる |
出張買取のアシストは、パソコン以外も「なんでも売れる」
出張買取のアシストは、パソコンのほかに、以下のアイテムも買取しています。
- モニター、キーボード、各種デバイスなどパソコン周辺機器
- オーディオ
- オフィスデスク、昇降デスク
- ゲーミングチェア、オフィスチェア
- 冷蔵庫・洗濯機その他の家電
これ以外も基本的に「なんでも買取できます」。詳しくは「買取品目」をご覧ください。
パソコンを売るついででもOKです。片付けたいものがあればご相談ください。
情報家電、スマート家電のデータ消去



買い取ったスマホ・パソコンについて、年間10万台のデータ消去を行っています。また、個人情報を取り扱う事業者として、基準に適合した事業者に与えられるプライバシーマーク(Pマーク)認証も取得しています。
これにより、お客様のプライバシー保護と情報セキュリティの両方を確実に守ることが可能です。このような厳格なデータ管理は、安心して使用済みの情報家電を売却できる環境を提供しています。
処分前にはデータ消去しよう
個人情報の悪用を防ぐためにも、パソコンを処分する前に「データの消去」をしておくことが大切です。
「ゴミ箱を空にする」「初期化する」だけでは、画面上では消去したつもりでも、ハードディスクに情報が残ってしまいます。個人情報を守るためには、もっと確実な手段でデータ消去をする必要があります。
データ消去をしないとどうなる?
初期化済みのパソコンや、壊れたパソコンからでも、専用のソフトを使えば個人情報は読み取られます。確実にパソコンのデータ消去を行わなければ、自分だけでなく友人や家族の個人情報まで危険にさらしてしまいます。
消去したつもりでも、以下のような情報が残っている可能性があります。
- メールソフトの設定情報や署名・アドレス
- 住所録
- ブラウザーの情報(cookieに残った情報、SNSの情報など)
- 家計簿・会計ソフトのデータ
個人情報が流出してしまうと止められないため、パソコンを処分に出す際には、必ず確実な方法で「データ消去」を行いましょう。おすすめのデータ消去方法を2点紹介します。
【確実なデータ消去方法1】データ消去ソフトを利用する
1つめは、データ消去ソフトを使う方法です。
仕組み | 市販の専用ソフトを使用し、別のデータを上書きして情報を書き換えることで、パソコン内のデータを完全に消去する。 |
---|---|
使うもの | 市販の専用ソフト (有料のもの、無料のものがあるので、消去したいデータに合わせて選択。有料のソフトを使えば、データ消去にかかる時間を大幅に短縮できる) |
メリット | 非破壊的なので、データ消去後にパソコンを売却・譲渡できる |
デメリット | [1] パソコンが起動できる状態が必須 [2] SSDは、データ消去ソフトによる消去が困難な場合がある |
【確実なデータ消去方法2】内部ストレージを破壊する
2つ目は、内部ストレージを破壊する方法です。
仕組み | ハードディスクやフラッシュメモリーチップを取り出して物理的に破壊し、データを完全に消去する。 |
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使うもの | 工具など |
メリット | [1] 起動しないパソコンでもデータ消去ができる。 [2] データ消去ソフトを使う方法よりもさらに確実なので、機密情報など重要なデータに適している |
デメリット | [1] ハードディスクを再利用できなくなるため、売却・譲渡できなくなり、環境への負荷も高い [2] 不慣れなままおこなうと怪我・事故のリスクがある |
データ消去の前にバックアップをしよう
大切なデータがパソコンに入っている場合には、データ消去や処分を行う前に、データの移行や保存をする必要があります。データ移行の方法を3つ紹介します。
- バックアップデータを外部の記憶媒体に移行する
- OS搭載のバックアップ機能を利用する
- 有料のソフトを利用する
データ移行の方法と、用意するものについて順番に解説します。
バックアップデータを外部の記憶媒体に移行する
1つ目は、処分するパソコン内のデータを、以下のような記憶媒体に移行する方法です。
- 用意するもの
-
- 外付けハードディスク
- CD-R
- DVD-R
- USBメモリ
記憶媒体を新しいパソコンに接続すれば、簡単にデータを移行できます。
OS搭載のバックアップ機能を利用する
2つ目は、WindowsやMacに搭載されたパックアップ機能を利用する方法です。
- 用意するもの
-
- 新旧のパソコンをつなげるUSBケーブルや外付けハードディスク
比較的簡単な操作で、データを自動移行してくれます。詳しい方法については、各パソコンモデルの公式ホームページなどで確認できます。
有料のソフトを利用する
3つ目は、有料のデータ移行ソフトを利用する方法です。
- 用意するもの
-
- 有料のデータ移行ソフト
- ソフト利用に必要なもの
有料ソフトを利用すれば、安心・安全にデータ移行が可能です。
よくある質問
- Q.パソコンを捨てたいときはどうすればよいですか?
- A.まだ使える製品であれば、買取業者やリユースショップ、フリマサイトで売却・譲渡できます。故障したり古くなったりしていても、家電量販店やメーカーで引き取ってもらったり、自治体のごみ回収で捨てることができます。
私たち「出張買取のアシスト」では各種パソコンの買取・引き取りをおこなっています。
- Q.不燃ごみや粗大ごみでパソコンを捨てられますか?
- A.いいえ。ごみとしてパソコンを捨てることはできません。自治体でパソコンを処分する場合、回収ボックスなどを利用するか、自治体と提携している宅配便回収サービスをお申し込みください。
- Q.パソコンのデータ消去は必要ですか?
- A.はい。売却や譲渡、処分をする前に、可能な限り自分でデータ消去しましょう。データ消去ソフトを使ったり、ハードディスクやSSDを物理的に破壊することでデータ消去できます。
- Q.パソコンのデータ消去をしないとどうなりますか?
- A.パソコンに残った個人情報が悪用される危険があります。壊れたパソコンや初期化したパソコンでも、専用のソフトウェアを使って情報が抜き取られる恐れがあるため、必ずデータ消去しましょう。
- Q.パソコンの処分にはいくらかかりますか?
- A.多くのパソコンは古くても、壊れていても無料で処分できます。ただし、データ消去サービスなどのオプションを頼んだり、宅配便によるサービスを利用したりすると、オプション代や配送料がかかる場合があります。
家電の処分方法 連載記事一覧
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